サンエムカラーをアップデートします。
たくさんの新しいことを考えています。
これまでしてきた事を継承し、印刷文化の貢献を続けます。
そこに力を貸してくれる仲間を募集します。
サンエムカラーは、これまで写真集・美術展図録や文化財の複製といった、
要求度の高い印刷物を得意としてきました。
https://www.sunm.co.jp/works/award.php
最近では、文化財やアート作品のデジタルアーカイブや、大型UVプリンタを用いたコンテンポラリーアート制作の参入も行っています。
https://www.sunm.co.jp/skill/index2.php
紙で最高の表現を追い求めて来たサンエムカラーは、その色へのこだわり(判断、管理、修正)を今後デジタルの分野でもお役に立てないかと考えています。もちろん、これまで培った紙への再現を、より高いレベルで実現したいと考えています。
前向きな動きがある一方で、サンエムカラーは印刷業界の低迷や高齢化といった時代の流れを受け、売上減少や職人の定年による技術継承といった問題を抱えています。
また、印刷業界は、材料の出荷数減による値上げとインフレによる値上げ両方を同時に受け、本当にその情報を紙に写す必要があるのか問われ、ある側面では紙の役割は終わったとも言えます。
そうであってなお、残すべき印刷物は存在し、そういうものこそ高い品質であるべきと考えています。
また、これまでの技術を生かした、新たな事業を起こす必要があります。
多くの問題があるなか、サンエムカラーの出した答えは、
・感動を与える、永く残したい印刷物をつくる。
・色の体験で、紙に限らず多くのアウトプットで感動を与えたい。
つまり、事業継承と新規事業を両輪で行い、会社をアップデートしたいという事でした。
それには、足りないスキル、強化しなくてはならないスキルがあります。
もしサンエムカラーでその手助けをしたいとお思いいただける方、ぜひご連絡ください。
募集人材は現場・営業から、新規事業、広報と多岐にわたります。
キャリア採用だけでなく、来年度の新入社員も合わせて募集しています。
下記リンクの求人欄より詳細ご確認ください。
https://www.sunm.co.jp/recruit/
また、偶発的な出会いを求め「おもしろそうな人」というとても曖昧な枠も設けています。
この枠は、3年前ブログで「複製画制作オペレータ」を募集し、3名の仲間を迎えました。
その3人は現在、学芸員(デジタルアーカイブの文書管理)、カメラマン、インハウスの画家・模写師という募集とは違う役割で活躍しています。偶発的な縁が刺激になり、会社の幅が広がるという出来事からこの枠を設けました。
サンエムカラーが面白そうという理由で充分です。ぜひエントリーしてみてください。
最後に個人的な事書かせて頂きますので、以下は余談です。
サンエムカラーは、超絶技巧とも言える印刷技術があります。印刷に70年近く携わり、代表でありながら現役の印刷職人として現場に立つ「松井勝美」の天才的な能力で成り立っている部分も多くあります。松井は今もなお新しい技術開発を行い、なんなら脱紙は松井が言い出した所も大きいです。
同時にその光が強いせいで、会社としてちぐはぐな部分があるとも感じています。中小企業あるあると言われればそれまでですが、組織や役割にとらわれない、個人の能動的な動きが求められます。目的を持って来て頂ければ、自由度の高いやりがいある職場ですが、アート・本・ものづくりという部分だけで来てしまうと、面食らうと思います。もちろん入社頂いた方は全面的にサポートしますが、要求度の高いものづくりは厳しさが伴います。私も面白そうという単純な動機で入社し、技術に自信があった為すぐ活躍出来ると思っていましたが、その高い要求度に鼻を折られしばらく現場で鍛え直されました。
脅かし、やりがい搾取宣言ではありません。面白そうが大変そうを上回れば大丈夫だと思います。
あの作家、写真家、デザイナー、画家の本が目まぐるしくあり、アート、本好きにはたまらない職場だと思います。ただそれだけではない何かを持ち込んで欲しいと考えています。共に働く方を心からお待ちしています。