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カテゴリ:展覧会・イベント情報

KYOTOGRAPHIE/KG+にて、トークイベント「Maniac for Photographers Vol. 2 サンエムカラー、印刷のほへと」開催

2024.4.26  SunM Color News, 展覧会・イベント情報, お知らせ  , , ,

KG+SPECIAL 2024 トークイベントに2件参加


現在会期中、京都市内各所で行われる国際的なフォトフェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」「KG+」で、サンエムカラーは展示などで参加しています。前回のブログをご参照ください。
https://www.sunm.co.jp/topics/news/4901

それに合わせて、トークイベントも今年は2件登壇します。写真印刷と新聞印刷についてです。
1日に2回行われますので、そのまま会場でお聞きいただけましたら幸いです。

「Maniac for Photographers Vol. 2 サンエムカラー、印刷のほへと」


弊社のプリンティングディレクター、クリエイティブディレクターと一緒に、KG+アートディレクターの北原和規さんと印刷についてトークをします。北原和規さんは今回のフライヤーのデザインもしていただいています。

マニアックな印刷に関しての知識に触れてみたい方は、是非ご来場ください!

〈トークのお品書き〉
• 本当はRGBで入稿してほしい。パート2
• 非塗工紙と微塗工紙、ヴァンヌーボかアラベールか
• ICCプロファイルって結局なんなの?
• 色のいろいろ、忘れちゃいけないダイナミックレンジの話
• 色校正の伝え方とコミュニケーション

登壇者:
大畑政孝(サンエムカラー プリンティングディレクター)
木村浩(サンエムカラー クリエイティブディレクター/KYOTOGRAPHIE 2024 ポートフォリオレビューアー)
北原和規 (UMMM/KG+アートディレクター)

会期:2024年5月5日(日) 14:00〜15:30
会場:くろちく天正館本店 1階
住所:京都府京都市中京区百足屋町380
参加費:無料(予約不要)

https://kgplus.kyotographie.jp/events/2024/17720/


「京都新聞印刷 輪転ニューノーマル時代到来 The New Normal Era For Rotary Presses Arrives」

続きまして、こちらは京都新聞印刷の方とのトークになります。新聞印刷について、ご興味ある方は是非ご来場を!

登壇者:
岡﨑良彦(京都新聞印刷 営業事業部長)
大畑政孝(サンエムカラー プリンティングディレクター)
木村浩(サンエムカラー クリエイティブディレクター/KYOTOGRAPHIE 2024 ポートフォリオレビューアー)
北原和規 (UMMM/KG+アートディレクター)

会期:2024年5月5日(日) 16:00〜17:30
会場:くろちく天正館本店 1階
住所:京都府京都市中京区百足屋町380
参加費:無料(予約不要)

https://kgplus.kyotographie.jp/events/2024/17707/

「KYOTOGRAPHIE Team Photographers’ Exhibition ー POWER for PHOTOGRAPHERS by サンエムカラー」開催

2024.4.12  業務実績, 展覧会・イベント情報, お知らせ  , ,

     

KYOTOGRAPHIE/KG+ 2024

去年に続き、今年も京都市内各所で行われる国際的なフォトフェスティバル「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭 2024」「KG+」にサンエムカラーが4月13日(土)から参加します。

2024年の参加は下記の3点になります。
・共同企画展「KYOTOGRAPHIE Team Photographers’ Exhibition ー POWER for PHOTOGRAPHERS by サンエムカラー」
・「KG+PHOTOBOOK FAIR 2024」
・KG+インフォメーション内ショップでの委託販売

KYOTOGRAPHIE Team Photographers’ Exhibition ー POWER for PHOTOGRAPHERS by サンエムカラー

・概要
KYOTOGRAPHIE/KG+を長年にわたりサポートしているサンエムカラーとKYOTOGRAPHIE/KG+の共同企画。

本展では、KYOTOGRAPHIEのスタッフをしながらも作家として活動する7名が、サンエムカラーの印刷技術で制作した作品を発表する。作家の中にはKYOTOGRAPHIE共同代表のルシール・レイボーズやKG+プログラムディレクターの中澤有基も含まれている。

会場となるTIME’Sは、三条木屋町にある安藤忠雄設計による後世に残されるべき建築。1Fでは本展を、2FではKYOTOGRAPHIEの展覧会(ジャイシング・ナゲシュワラン)を開催。また、KG+SQUAREも2Fにオープンする。

・出展作家
荒川幸祐 https://www.kosukearakawa.com/
荻野NAO之 https://www.naoyukiogino.jp/
尾崎ちはる
中澤有基 https://www.nakazawayuki.jp/
ルシール・レイボーズ https://2017.kyotographie.jp/director-interview
山神美琴 https://www.instagram.com/j.o.m.w/
山内浩 https://twitter.com/1_6_4_3

・ステートメント
私たちはこれまで数多くの写真家が持つ表現力に追従できるよう印刷技術を磨いてきました。どうすれば作品に力をより与えることができるのか。考え続けて40年。その積み重ねてきた経験値は、創作に挑戦する写真家の支えになっているはずです。

同じくKYOTOGRAPHIEも写真家を支える希少な機会を創造し続けています。
この展覧会を支える素晴らしい写真家に敬意を込めて。
これからもあなたの力になれることを願います。

会場:TIMES
住所:京都市中京区三条通河原町東入中島町92
会期:4月13日(土)〜5月12日(日) 11:00〜19:00 Open everyday
共催: 株式会社サンエムカラー、KYOTOGRAPHIE
https://kgplus.kyotographie.jp/exhibitions/2024/kyotographie-team-photographers-exhibition/

・KG+SPECIALについて
KG+協賛企業主催による展覧会
KG+SPECIALは協賛企業やパートナー企業が主催・共催で行う展覧会です。活躍しているアーティストがキュレーションや企業サポートを受けることにより、より質の高い展覧会を実現します。企業のメッセージや取り組みなども見てとれる、作品と鑑賞者と社会を繋げる展覧会です。

 

KG+PHOTOBOOK FAIR 2024

KG+PHOTOBOOK FAIRは、国内外から出版社や書店などが一堂に介し、出展者自らブースに立って出版物を販売するイベントです。写真集の魅力を直接伝え、写真集と読者の新たな出会いの場となることを目的として開催されます。人生を変えてしまうような1冊に出会えるかもしれません。

サンエムカラーからの出品作品は3点になります。
・『KAAT EXHIBITION 2023 浅田政志 展 YOKOHAMA PHOTOGRAPH -わたし/わたしたちのいま- カタログ』
https://www.sunm.co.jp/shopping/457.php
・『松村咲希 作品集』
https://www.sunm.co.jp/shopping/458.php
・『「⾦⽒徹平 森千裕」展カタログ』
https://www.sunm.co.jp/shopping/460.php

会場:くろちく天正館本店2階
住所:京都府京都市中京区百足屋町380
会期:2024年5月3日〜5月5日 10:30~18:00 無料
主催:KG+PHOTOBOOK FAIR 実行委員会
共催:KYOTOGRAPHIE、KG+
協賛:ハニカム株式会社、写真新世紀、一般社団法人サステナブル芸術創造機構
https://kgplus.kyotographie.jp/events/2024/16842/

 

KG+インフォメーション内ショップでの委託販売

会期期間中(4月13日〜5月12日)に、KG+インフォメーション内ショップにて、サンエムカラーのアートブックを販売販売します。

サンエムカラーからの出品作品は2点になります。
・『KAAT EXHIBITION 2023 浅田政志 展 YOKOHAMA PHOTOGRAPH -わたし/わたしたちのいま- カタログ』
https://www.sunm.co.jp/shopping/457.php
・『松村咲希 作品集』
https://www.sunm.co.jp/shopping/458.php

会場:TIMES
住所:京都市中京区三条通河原町東入中島町92
会期:4月13日(土)〜5月12日(日) 11:00〜19:00 Open everyday


 

KYOTOGRAPHIE/KG+のサンエムカラーによる印刷物

KYOTOGRAPHIE/KG+に関連したサンエムカラーの印刷物が下記になります。ぜひ会場で手に取ってみてください。

・KYOTOGRAPHIE公式 B2×2種/B3×2種ポスター 2024
・KYOTOGRAPHIE公式 フライヤー 2024
・KYOTOGRAPHIE公式 MAPフライヤ―2024(和英合体版)
・KG+ MAPフライヤ―2024(和英合体版)
・KG+ カタログ2024 
・KG+ DM2024
・KG+ B2ポスター2024 10種
・ティエリー・アルドゥアン「種子は語る」ハンドアウト
・横山隆平「LETTERS / the noise in my eyes」
https://kgplus.kyotographie.jp/exhibitions/2024/ryuhei-yokoyama/
・八木ジン「輪廻、循環の断片」
https://kgplus.kyotographie.jp/exhibitions/2024/jinn-yagi/
・松原 博子「Courbe」
https://kgplus.kyotographie.jp/exhibitions/2024/hiroko-matsubara-kim-junsu-laetitia-jaquetton/
・李蔚昕「舞妓の静寂」
https://kgplus.kyotographie.jp/exhibitions/2024/li-wei-xin-vivian/

昨年のKG+のブログ記事

2023年のKG+について、サンエムカラーのブログで紹介しています。
・アートフェス「KG+」での展覧会「Maniac for Photographers サンエムカラー、印刷のほへと」開催中
https://www.sunm.co.jp/topics/news/4475
・アートフェス「KG+」でのトークイベント「Maniac for Photographers サンエムカラー、印刷のほへと」レポート
https://www.sunm.co.jp/topics/news/4484


KYOTOGRAPHIEの2024年のテーマは「SOURCE」とのことです。みなさまの力の源になれればと思います。
今年も国際的な写真展を印刷含めてお楽しみください!

浮世絵約30数点を“手で触れられる”浮世絵複製画展
「市川團十郎と歌川派の絵師たち」、開催のお知らせ

2023.11.17  カサネグラフィカ, 展覧会・イベント情報, お知らせ 

浮世絵複製画展
「市川團十郎と歌川派の絵師たち」展

株式会社サンエムカラーなどによる「市川團十郎と歌川派の絵師たち」展実行委員会は、浮世絵複製画展「市川團十郎と歌川派の絵師たち」展を、2023年12月3日(日)から12月25日(月)まで、大垣書店京都本店イベントスペースで開催いたします。


・江戸歌舞伎の浮世絵、複製画約30数点と原画1点を展示
本展では、江戸歌舞伎をけん引した七代目、八代目、九代目の團十郎の姿が描かれた浮世絵の複製画約30数点を展示します。当時、團十郎三代の活躍を世の中に伝えたのは、歌川派を中心とした浮世絵になります。これらの複製画は日本有数の個人浮世絵コレクションである、浅井コレクションから作成。「歌舞伎十八番の内・総角の助六(あげまきのすけろく)」(1896年・九代目市川團十郎)は原画と複製画を展示。原画と見比べて複製画が肉眼では寸分違わないことを確認できます。

・100年続く浅井コレクションから厳選
今回の展示品は、“浮世絵とは、江戸時代の世相の最大の証言者である” という信念に基づいて、初代浅井勇助氏が浮世絵の蒐集を始めて現在に至る「浅井コレクション」の中から選び抜かれました。その数は3万余点にもおよび、それをもとに刊行された浅井勇助著『近世錦絵世相史』(全8巻 平凡社刊)、『錦絵日本の歴史』(全4巻 日本放送 出版協会刊)などは、錦絵による世相史研究の嚆矢(こうし)となっています。

・複製画なので、作品に触れることが可能
本展の浮世絵の複製画は、来場された方の手で触ることができます。視覚と触覚で浮世絵の質感が堪能できる、国内では珍しい展示となります。また視覚障害のある方にも浮世絵の魅力に触れていただけたらと思います。

・江戸に想いを馳せる関連グッズを販売
本展では、図録、グッズ、浮世絵複製画、関連本も販売いたします。手ちぎり越前和紙ポストカード、和紙風チケットファイル、風呂敷、てぬぐい、和綴じノート、今治タオルハンカチ などが並び、「和」を意識したグッズ展開となっています。

・十三代目襲名式と同時期に開催
ちなみに「當る辰歳 吉例顔見世興行 東西合同大歌舞伎 市川海老蔵改め十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」が京都・南座で、2023年12月1日(金)から開幕。南座から徒歩17分の大垣書店京都本店での開催になり、この襲名披露興業を寿(ことほ)ぐ企画でもあります。

 

開催概要

浮世絵複製画展「市川團十郎と歌川派の絵師たち」展

江戸の文化文政から明治まで、江戸東京の歌舞伎を牽引してきた市川團十郎三代の軌跡を、爛熟期の浮世絵でたどる展覧会を開催します。文化文政期、七代目が歌舞伎を江戸が誇る町民文化にまで高め、天保の改革による弾圧のなか、江戸一番の美男子だった八代目がその人気を支えました。そして明治時代、九代目が近代歌舞伎を切り拓きます。こうした團十郎三代の活躍を世の中に伝えたのは、当時最盛期を迎えていた歌川派を中心とした浮世絵師たちでした。

浮世絵複製画展「市川團十郎と歌川派の絵師たち」展では、江戸歌舞伎をけん引した七代目、八代目、九代目の團十郎の姿が描かれた浮世絵を中心に複製画約30点を展示します。これらの複製画は日本有数の個人浮世絵コレクションである、浅井コレクションから作成。なお、本展の浮世絵の複製画は、来場された方に手で触ってもらうことができます。視覚と触覚で浮世絵の質感が堪能できる、国内では珍しい展示となります。100200年前の浮世絵を見て触れて、あなたも歴史の証人になってみませんか。

出展作家:歌川豊国、歌川国貞、歌川国芳、豊原国周など

開催概要

イベント名称 :浮世絵複製画展「市川團十郎と歌川派の絵師たち」展
開催期間 :2023123日(日)~1225日(月)10:0022:00(最終日のみ17:00まで)
開催場所 :大垣書店京都本店イベントスペース
入場料   :無料
住所    :〒600-8565 京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78 京都経済センター SUINA(すいな)室町1F(京都市営地下鉄烏丸線「四条駅」下車、阪急京都線「烏丸駅」下車、26番出口直結)
主催:「市川團十郎と歌川派の絵師たち」展実行委員会・大垣書店


媒体掲載

本展はいくつかの媒体で紹介いただいています。ぜひご覧ください。

「京都観光Navi」
https://ja.kyoto.travel/event/single.php?event_id=9158
「デジスタイル・京都」
https://www.digistyle-kyoto.com/event/37920
「KYOTOLIFE」
https://www.life-info.co.jp/ukiyoe_sunm/
「Kyoto Love. Kyoto」
https://kyotolove.kyoto/I0000582
「ススミカマガジン」
https://susmca.com/danjuro-and-utagawa-ukiyoe/
「京都で遊ぼう ART」
https://www.kyotodeasobo.com/art/exhibitions/danjuro-utagawa/index.html

ラジオ局FM京都の番組「ONE FINE DAY」(DJ:寺田有美子)で11月12日13:00頃に紹介されました。

江戸歌舞伎と浮世絵の関係性

江戸時代後期から末期は、江戸文化の爛熟期でもありました。歌舞伎も、その江戸文化を代表するもののひとつとして大変な人気となっていたわけですが、その歌舞伎とのコラボレーションで全盛期を迎えていたのが浮世絵(錦絵)でした。

とりわけ豊国、国貞の歌川派は、歌舞伎役者や名場面を描いて人々から大きな支持を得ていました。 当時、歌舞伎界を代表する名優、七代目市川團十郎は、歌川国貞と懇意にしており、團十郎を描いた浮世絵(錦絵)は、その人気と相まって、大いに売れたと言います。こうして歌舞伎界の大名跡、市川團十郎の波瀾に満ちた活躍は、浮世絵(錦絵)によって現代に伝えられることになりました。

 

七代目、八代目、九代目團十郎の歴史に残る逸話(エピソード)

・七代目 市川團十郎

七代目市川團十郎は、豪快ななかにも男らしい色気がただよう芸風だったらしく、市川宗家のお家芸である荒事をよくするほか、四代目鶴屋南北と組み『東海道四谷怪談』の民谷伊右衛門のような悪役をやって人気を取った。いわゆる「色悪」の領域を確立した人物である。

天保3年(1832年)、息子・六代目市川海老蔵に八代目團十郎を継がせ、自身は五代目市川海老蔵を襲名する。このとき成田屋相伝の荒事18種を選んで「歌舞妓狂言組十八番」と題した摺物にし、これを贔屓客に配った。これが「歌舞伎十八番」となった。七代目團十郎改メ五代目海老蔵は、市川宗家=荒事の本家=江戸歌舞伎の権威、という図式を完成させた。また現代使われている「おはこ」という言葉は「歌舞伎十八番(じゅうはちばん)」の台本を箱入りで保存したことに由来するといわれる。

天保13年(1842年)、天保の改革の旋風が吹き荒れるなかで、海老蔵は突如江戸南町奉行所から手鎖・家主預りの処分を受け、さらに江戸十里四方処払いとなる。これによって江戸の舞台に立つことが不可能となった海老蔵は成田屋七左衛門と改名。一時、成田山新勝寺の延命院に蟄居したのち、駿府へ移る。その後さらに幡谷重蔵と改名して大坂へ昇り、京・大津・桑名などで旅回り芝居の舞台に立った。追放の直接の原因は、奢侈禁止令に触れる派手な私生活と実物の甲冑を舞台で使用したというものだったが、要するに罪状は何でも良く、その目的は江戸歌舞伎の宗家として江戸っ子の誰もが認める「あの團十郎」を手厳しく処罰することにより、改革への腰の入れようを江戸の隅々にまで知らしめることにあった。

・八代目 市川團十郎

「助六」の舞台上で、八代目が身を沈めた桶の水を美顔水としてとっくり1瓶1分(現在の価格で3000円ほど)で販売すると飛ぶように売れた。なかには八代目の痰を「団十郎の御痰守」として販売する者までいた。

・九代目 市川團十郎

1887年(明治20年)、演劇改良運動の一環として、明治天皇の御前で初の天覧歌舞伎を催すという栄誉に浴し、「勧進帳」の弁慶などを務めた。この天覧歌舞伎は外務大臣・井上馨邸で開催されたが、九代目は井上のほかにも演劇改良会を通じて、伊藤博文や松方正義などの元老とも交流を持ち、歌舞伎俳優の社会的地位の向上につとめた。

 

「市川團十郎と歌川派の絵師たち」展実行委員会について

社名   :株式会社サンエムカラー
本社所在地:〒601-8371京都市南区吉祥院嶋樫山町37
代表取締役:松井勝美
設立   :1985810日 設立
事業内容 :8K印刷(超高精細印刷)
      カサネグラフィカ(次世代高精細複製)・ジークレー版画
      カタログ・パンフレット・チラシ等の企画・印刷・加工
      FMスクリーン印刷 LED-UV印刷
      高濃度印刷
      特殊印刷レプリカ印刷・ルミナアート印刷
      グッズ企画・制作・販売
ウェブ  :https://www.sunm.co.jp/

社名   :橘企画株式会社
設立   :201011
代表   :橘 倍男
所在地  :〒101-0047東京都千代田区内神田1-10-8 ハゴロモビル2階
事業内容 :カレンダーの企画・製作・販売
      キャラクター商品の企画、開発、販売
ウェブ  :https://www.sunexcelartcalendar.com

 

本展への問い合わせ

担当者:「市川團十郎と歌川派の絵師たち」展実行委員会 吉田
メールアドレス:yoshida@sunm.co.jp
電話番号:サンエムカラー内実行委員会 075-671-8458


オフィシャルパートナーとして協賛「Art Collaboration Kyoto」内覧会レポート

2023.10.27  お知らせ, 展覧会・イベント情報  , , ,

京都最大級の現代美術のアートフェア

Art Collaboration Kyoto(ACK)は、「コラボレーション」をコンセプトに、京都で開催する現代美術のアートフェアです。2023年は10月28日(土)から30日(月)に開催。今回、内覧会に参加しました。ぜひご参加ください。

サンエムカラーは、オフィシャルパートナーとして毎年協賛。2021年と本年にアーティストの金氏徹平さんの作品を印刷を行いました。ACKの印刷物(チラシ、B2ポスター、ハンドアウト)も担当しています。お手に取ってみてください。

 

ACKは、国内と海外、行政と民間、美術とその他の領域等、様々な分野とのコラボレーションを実現し、新たな可能性を開く機会として開催されています。

会場となる国立京都国際会館では「ギャラリーコラボレーション」と「キョウトミーティング」の2つのセクションを設け、出展ギャラリーが作品の展示・販売を行うほか、ACKが主催するACK Curatesの「パブリックプログラム」、パートナー企業とコラボレーションした「スペシャルプログラム」を開催します。併せて京都府内では、ACK会期に合わせ多数のアート展示が開催されます。

 

アート作品で賑わう内覧会に参加

今回、10月27日に行われた内覧会に招待されたので、ご紹介させてください。

ウェルカムランチ(ザ・プリンス 京都宝ヶ池 中庭)

ザ・プリンス 京都宝ヶ池の中庭での立食パーティ。京都府知事も参加。関係者同士の交流が行われました。

 ACK 会場内覧会(国立京都国際会館イベントホール、ニューホール)

内覧会の開始と同時に大勢の方が来場しました。13時から盛況です!

会場を上から眺めた風景。順路が決まっていない独特な会場構成。

国内外のアーティスト、ギャラリスト、関係者などが集い、賑わっています。

絵画だけでなく、インスタレーション作品も多数展示されています。

こちらの金氏徹平さんの作品はサンエムカラーによる印刷。4m×3mの巨大な作品です。

セレモニー(国⽴京都国際会館 NH内ステージ)

オープニングのセレモニーによって、アートフェアに一体感をもたらしました。登壇者にはACKで200万円のアート作品を買った方も!

AKCは、明日28日から一般向けの開催になりますので、国立京都国際会館に足を運んでみてください。今年ならではのコンテンポラリーアートを京都で鑑賞することができます!

開催情報

Art Collaboration Kyoto(ACK)

開催日程:
2023年10月28日(土)−30日(月)

開催時間:
10月28日(土)  12:00–19:00
10月29日(日)  11:00–19:00
10月30日(月)  11:00–17:00
※最終入場は閉場の1時間前まで

メイン会場:
国立京都国際会館
606-0001 京都市左京区宝ヶ池

https://a-c-k.jp/

100年先の人々に京文化を伝えるラグジュアリーマガジン『京都百年書 Issue 01 瓢亭』を印刷

2023.10.19  展覧会・イベント情報, 印刷作品アーカイブ, お知らせ  ,

紙印刷の価値を極めた100部限定の豪華本

京都初のアートマガジン『京都百年書 Issue 01 瓢亭』が刊行されました。サンエムカラーでは印刷を担当しています。

「本質を守りながら時代に合わせて変わり続け、受け継がれる京文化の〝今〟を記録し、100年先の人々に京文化を伝えること」をコンセプトに創刊。100年先に文化を残していくために、紙に印刷された本によって記憶に残していく試みになります。

第一号は、京都・南禅寺畔で400年近く店を構える老舗料亭「瓢亭」の日常を紹介した一冊です。

本書では「瓢亭」に縁のある事柄を盛り込んでいます。表紙は阿波和紙。京焼が2客付きなど、料理に使われた素材や道具、ゆかりのものを本に貼り込み、視覚だけでなく五感で楽しめる仕掛けがお楽しみいただけます。

「五感」に働きかけ、記憶に残りやすい本


本書は、「 文化を知る。世界を変える。」をスローガンに、京都の文化を世界に発信するウェブメディア< THE KYOTO >と、写真集や美術書に定評のある出版社 赤々舎と青幻舎の創業者が手がける< PURPLE>が、共同で企画、制作。

100年先の人々に京文化を伝えることを目的としています。 空気までも映しだす〈瓢亭〉の懐石料理コース全品の美しい写真とともに、素材や道具、ゆかりのものを丁寧に貼り込んでおり、手ざわり感を大切にした世界限定100冊の極められた一冊となっています。

さらに14代 当主 高橋英一氏が絵付け、作陶は龍谷窯 宮川香雲、監修は15代当主 高橋義弘が行った京焼「京焼刷毛目瓢箪銘々皿」が2客付き。

明治15年に建てられた数寄屋造りの新席でみられる土壁を表現した表紙の阿波和紙は、藁が美しく浮き出た土壁と同素材。西陣で採れる希少な聚楽土と藁を混ぜて漉き込まれており、随所に、京の伝統と技が光っています。

デジタル化の急速な進展に伴い、様々な業界でペーパーレス化が進んでいる。広告や新聞、雑誌など更新される情報はさらに電子化が進み、これからは「紙に印刷する意味」が問われるだろう。特別な存在になろうとしている紙印刷された本は、手触りや香りなど「五感」に働きかけ、記憶に残りやすいという特徴を持つ。保存性の高い紙を使えば、数百年、数千年と保存することもできる。『京都百年書』は、そんな紙印刷の価値を極めた一冊である。遠い未来において、希少価値の高い手法で、人々の記憶に残し、伝承していく。この本が、紙印刷の価値を感じる機会となれば幸いです。

『京都百年書』ウェブサイトより引用
https://pr.kyoto-np.jp/exhibition/kyoto-century/

刊行を記念して『THE KYOTO』でインタビュー記事「瓢亭当主親子が挑む京料理の未来『京都百年書』刊行」が掲載されています。
https://www.kyoto-np.co.jp/articles/thekyoto/1118268

 

瓢亭当主による京焼が本に付属

瓢亭14代当主の髙橋英一氏が絵付けをし、宮川香雲氏が作陶したオリジナル京焼付き。

京焼・茶の湯道具を3代にわたって手がける龍谷窯 宮川香雲氏が作陶した皿に、瓢亭14代当主の髙橋英一氏が瓢箪の図柄を絵付けした限定品を特別に製作。二人の直筆サインと落款も添えた、『京都百年書』でしか手に入らない銘々皿2客と共にお届けします。

 

新規オープンした「京都 蔦屋書店」でトークイベント開催

2023年10月17日に開業した京都髙島屋S.C.の5・6階に、「京都 蔦屋書店」がオープン。「京都 蔦屋書店」は、『アートと文化の「伝統と最先端」が共振し、その価値を高め合うような場を創る』をコンセプトとして、歴史に裏打ちされた伝統とカッティングエッジなカルチャーを幅広く提案することを目指した書店です。

京都 蔦屋書店で『京都百年書』は展示販売されています。お値段のするアートブックですので、まずはお手に取ってください。

また、トークイベントも開催されますので、歴史ある京都の文化のラグジュアリーな側面を知りたい方は足を運んでいただけましたら。


【イベント】『京都百年書Issue01 瓢亭』発売記念トークイベント

京都 南禅寺畔〈瓢亭〉の懐石料理を、視覚だけでなく五感で楽しむアート本『京都百年書 Issue01 瓢亭』。 この作品集の発刊を記念して、〈瓢亭〉第14代当主 髙橋英一氏、第15代当主 髙橋義弘氏、作品集に付く京焼「京焼刷毛目瓢箪銘々皿」を作陶した宮川香雲氏のトークイベントを開催いたします。貴重なこの機会にぜひご参加くださいませ。

日時:2023年10月26日(木) 11:00~12:00(10:30受付開始)
場所:京都 蔦屋書店 6階シェアラウンジイベントスペース

詳細はこちら
https://store.tsite.jp/kyoto/event/t-site/36346-1131041006.html

書誌情報

『京都百年書 Issue 01 瓢亭』

仕様:450×290mm/A3横変型/52頁/100部限定(エディションナンバー付き)※エディションナンバーはお選びいただけません。/京焼刷毛目瓢箪銘々皿 2客付き(作陶:龍谷窯 宮川香雲、絵付:瓢亭 髙橋英一、監修:瓢亭 髙橋義弘)
価格:165,000円(税込)
発行日:2023年10月17日
企画・制作:合同会社PURPLE(姫野希美)、THE KYOTO(佐藤寛之)
構成・編集:GRAfts・小池友紀
アートディレクション・デザイン:GRAfts
執筆:小池友紀
写真:蛭子真
翻訳:横田典子
英文編集:Kelly Waldron・Derek Wilcox
印刷:株式会社サンエムカラー・&PAPERS(有限会社マルシゲ紙器)
協力:龍谷窯 宮川香雲 
発行人:安田英樹
発行:合同会社PURPLE
〒604-8261 京都府京都市中京区式阿弥町122-1 式阿弥町ビル 3階
Tel. 075-754-8574 Fax. 075-606-4059
http://www.purple-purple.com