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カテゴリ:立会いにいらっしゃいました!

高木こずえさんがサンエムに来られました!

2011.8.16  立会いにいらっしゃいました! 

先日、8月10日のこと。
サンエムカラーに木村伊兵衛賞受賞作家で写真家の
高木こずえさんがサンエムカラーに来られました。
というのも、新作の印刷を今回も弊社指定にして頂き、
その印刷立会いで来られたのです。
同行されたのは、デザイン担当の秋山さんと
版元である信濃毎日新聞社の山崎さんです。
営業担当は弊社大阪サテライトオフィスの木村さん、
プリンティングディレクターは郡生産本部長です。

印刷職人のしごとば

遅ればせながら、わたくしが6号機の前に立ち寄ると、
すでに校正のまっただなかです!

印刷職人のしごとば

何度もインクの量などを調整し、
高木さんの表現したい世界を再現していきます。
コンピューターで制御されたインク壷内のインク量の調整に加え、
PDの職人技も加わり微妙な調整が進みます。

印刷職人のしごとば

いつもはにぎやかな大阪サテの木村さんも現場では真剣な表情。。。
業務の前川さんはなぜかカメラ目線です。

印刷職人のしごとば

休憩前に、高木さん、秋山さん、信濃毎日新聞社の山崎さんの
お三方でぱちり。高木さんは美人さんでした。

印刷職人のしごとば

長丁場、お疲れさまでした!
とはいえまだまだ続く印刷立会。
チーム高木のご一行は一旦休憩へ。。。

印刷職人のしごとば

その後もサンエムチームの話合いは続きます。
6号機機長の川勝さん、谷口専務、業務前川さん。
みなさんベテランさんばかりです。

印刷職人のしごとば

今回はハイデルベルグXL機で印刷を行ないました。
サンエムカラーでは最大の頼れる機械です。

印刷職人のしごとば

次の印刷に向けて、機械内の印刷用板を差し替えます。
作業してくれているのは、アッサンムッシンウルさん。
バングラデシュ出身で、サンエムカラーでは数年勤務のベテランさんです。

この様に1版(1色)につき1枚のアルミ板を、機械に設置していきます。
刷版はサンエムカラー本社にある製版部署(CDC事業部)で
行いますので、製版~印刷までを一貫して社内で管理しています。

出版情報は発行次第お知らせ予定です。
高木さんの作品といえば、前回担当させていただいた木村伊兵衛賞受賞作品
「MID/GROUND」ですが、同じチームで作られた本作の仕上りがとても楽しみです!
高木さん、秋山さん、信濃毎日新聞社・山崎さん、
暑い中お疲れさまでした。作業中にお邪魔いたしました。
またのお越しをお待ちしております!

◆サンエムカラ-では、装丁や印刷見積もりの相談も受付中!
こちらからどうぞ。

杏橋幹彦写真集 BLUE FOREST 

2010.12.18  立会いにいらっしゃいました! 

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杏橋幹彦 BLUE FOREST
4c+ニス|印刷 280線(高精細)
B4版|上製|124ページ
定価 12.000円(税込み)
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印刷職人のしごとば

波を泳いで撮る写真家、杏橋幹彦氏が写真集「BLUE FREST」の印刷立合いのために
弊社に来社されました。
現在はパタゴニアのサポートのもと個展を中心に活動され、
独り旅の独自のスタイルで作品を撮り続けている杏橋氏。
ボンベを付けずに波にもまれながら撮影するスタイルから生まれた作品は、
生々しい海の姿が切り取られています。
本日の撮影風景は、なんとその杏橋氏の撮影です。

印刷職人のしごとば

今回刷り上げるハイデルのXL機です。

印刷職人のしごとば

刷り上がりをチェック。
松井相談役、谷口専務、郡工場長のサンエムチーム。

印刷職人のしごとば

校正用ライトの下でもチェックしていきます。
微妙な色の濃度やバランスを数値で微調整。

印刷職人のしごとば

相談役の激もとびつつ。。。

印刷職人のしごとば

社長室では、製版のM田さんと打合せもあり、
精度を高めていきました。
製版と印刷現場とプリンティングディレクターとの調整で、
作品の再現性を高め、理想の印刷に近づけていきます。
いつもは後ろ姿のみの立合い現場の撮影なのですが、
さすが職人の姿をばっちり撮影してくださいました。

杏橋さん、どうもありがとうございました!
たくさんの方に、「BLUE FOREST」を手に取って頂ければと思います。

※表1の画像は、boundary出版のHPよりおかり致しました。

◆サンエムカラ-では、装丁や印刷見積もりの相談も受付中!こちらからどうぞ。

いらっしゃいませ、シュトゥッコさま。

2009.7.25  立会いにいらっしゃいました! 

サンエムカラ-には、ほぼ毎日印刷の立ち会いにこられるお客様がいらっしゃいますが、
先週はいつも素敵なデザインをされるシュトゥッコさんが東京からいらっしゃいました。
遠くからおつかれさまでございます。

はじまりました、印刷立ち会い。
PDの谷口専務とシュトゥッコさん。
いつもの定位置で、刷り上がった色をじっくりと吟味。

印刷職人のしごとば-たにぐちさんと

なんだか怖そうだけど頼りがいのある工場長。
機械を熟知している職人がここにもひとり。

シュトゥッコさん、「うむ…」。

印刷職人のしごとば-こおりさん

指示、入りました!
「あれをこうして!」(予想)

印刷職人のしごとば-これをこうして

印刷立ち会いは1度修正が入ったものの、うまくいったとか。
ポスターの印刷だったのですが、
ポスター数枚とはいえ印刷立ち会いに京都までこられるとは、
印刷物に対する真剣さが感じられ、なんだかうれしいです。
シュトゥッコさん、谷口専務、現場のみなさん、お疲れさまでした。

追記:いつもながら営業K氏、
ばたばたの立ち会いの最中の
写真撮影ありがとうございます。

■■■ 本日のおまけ■■■

働く男の背中。しぶいっす。

印刷職人のしごとば-おとこのせなか

印刷職人のしごとば-印刷女子

◆今回は、建築学会東北大会のポスターでした。面白そうなイベント満載みたいです。
◆サンエムカラ-では、装丁や印刷見積もりの相談も受付中!こちらからどうぞ。

大森克己新作写真集「STARS AND STRIPES」ができるまで。

2009.7.2  立会いにいらっしゃいました! 

今日は、東京から写真家の大森克己さん
アートディレクションをされたmatch and companyの町口さんが
印刷立ち会いのためにご来社されました。

今日、印刷するのは「STARS AND STRIPES」
大森克己さんの新作写真集です。

印刷立ち会いってなんなのかといいますと、
印刷する際に、デザイナーさんや写真家さん、
プリンティングディレクターが立ち会い、
最終の印刷の刷上がりをみて
現場で最終の色調整をすることを言います。

まずは、の準備。
想い描いた色がでるかどうかの一旦を担う一枚。
これを作るのが私の所属部署CDC事業部の担当。
一枚一枚に、かなりの念が入っています。

印刷職人のしごとば-版

版を機械にセットして印刷機が回ります。
そして、刷り上がったものを囲みます。
ここから、
刷り上がったものと
職人との勝負のゴングが鳴る
わけです。

印刷職人のしごとば-印刷チーム

まずは、印刷事業部の頭脳のおふたり。
責了紙と今回の刷り上がりの濃度を見ます。

印刷職人のしごとば-相談役も

もちろん、うちの職人リーダー、相談役の姿も。
修羅場にはいつもいらっしゃいます。

印刷職人のしごとば-みんなであーだこーだ

「この色がもっとこうならないですか」みたいな会話が。
奥にはプリンティングディレクターの谷口専務。
町口さんも大森さんも、もちろん真剣。
するどい指示が飛び交います。

印刷職人のしごとば-4にんで

そして、さらにさらにさらに、
あーだこーだと試行錯誤はつづき…

※この段階で問題があれば、インキの量や色を変えたり、
データ自体から色見を変更して、すぐに版を焼き直したり
製版と工場とデザイナーと営業担当がわあわあ言いながら進めていきます。
版の焼き直しはあまりいいことではないけれど
印刷の現場と製版が一緒にあるからできる、
サンエムの強みでもあります。
ちょっとのことで、仕上がりの印象ががらっと変わります。
これが、印刷立ち会いの醍醐味。

とにかく、現場では人が走っている印象。

そして、

印刷職人のしごとば-まったり

数時間後には、このまったり感
これはいい色にあがる予感です。

みなさん、お疲れさまでした!!
本の仕上がりがたのしみたのしみ。

営業のKさん、撮影などどうもありがとうございました★

◆◆◆ 本日の現場の風景 ◆◆◆

印刷職人のしごとば-なかはらさんとか

左から、CDC事業部の大御所N氏。
ちりひとつ見逃さない、検版の鬼と呼ばれています(たぶん)。
板(版)になにかあれば、この方がダッシュ。

中画像、割板(わりいた)の風景。
サンエムカラ-では、インクを通常より盛ることが多いんです。
インクが多くついてしまうと、紙の裏移りが気になってしまいます。
そこで、数百枚を一気に重ねるのではなく、細かくわけて乾かす。
これが、サンエム得意の割板。

最後は、特色の缶。
4色の掛け合わせではなく、特別な色のインクです。
ひとつの作品ごとに丁寧に作られた、永久保存版。
こちらはmatch and companyさんの、
通称「マッチブルー」。

長年、お世話になっていますので
match and companyさんの特色缶が、

印刷職人のしごとば-特色缶

こんなに数になっちゃいました!
これからもどうぞよろしくお願いします。

印刷職人のしごとば-印刷女子