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カテゴリ:印刷作品アーカイブ

都築響一 着倒れ方丈記 「そんなに買って着れるのか!」

2009.6.8  印刷作品アーカイブ 

印刷職人のしごとば
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都築響一 着倒れ方丈記
B5判|176頁|並製|アートディレクション|町口景
2008年11月発売|3,360円(本体3,200円+消費税)
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めでたく増刷が続く本作品。
「流行通信」で7年の長きにわたり連載された、「TOKYO STYLE」
「賃貸宇宙」に続く系譜の一冊。
ご存じ都築響一氏の作品も、サンエムにて印刷した作品です。
かくゆう私は、都築氏の講演会に行ってしまうほどの都築好きのため、
会社で原稿や刷り上がりをチラ見できるのが楽しみでした。

サンエムカラーといえば、和風な美術印刷、京都の屏風の複製画など。
いえいえそれだけではありません。
こんなエッジの効いた作品も手がけております。

こんな本を作りたい。色味をきちんと見て欲しい。
色々なご要望にお応えしていきますので、
ちいさな質問でも、遠慮無くご連絡いただければと思います。

ともかく必読の一冊です。

◆青幻舎HP -着倒れ方丈記-
◆新収作品展「都築響一 着倒れ方丈記」(イベントは終了しました)
※京都国立近代美術館に新収されました

ERIC写真集 中国好運 GOOD LUCK CHINA

2009.6.4  印刷作品アーカイブ 

印刷職人のしごとば

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ERIC写真集 中国好運 GOOD LUCK CHINA
297x280mm|138頁|上製|アートディレクション|川名潤
2008年12月発売|8,165 円 (本体7,777 円 +税)
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長くイギリスの統治下にあった香港に生まれ、
著者曰く「食わず嫌い」の状態にあった「中国本土」。
その撮影では自分自身と向き合い、
いままでの作品の撮影とは異なった気分であったという。

印刷の現場では、その画像に移し込まれた表現を色を空気感を
きちんと紙に映し出すよう、最善の方法を探っていきました。
これまた、いい本ができました。

ちなみに、糸井重里さん主催の「ほぼ日刊イトイ新聞」では、
このブログでも紹介しました写真家の石川直樹さんとエリックさん、
そして糸井重里さんによる対談が掲載されましたね。
これまたうれしいニュースです。ぜひ、ご一読を!

◆ほぼ日刊イトイ新聞「ぼくらの写真を見てほしい」
◆赤々舎HP-ERIC写真集 中国好運-
◆AMAZONで購入する

石川直樹写真集  VERNACULAR

2009.6.4  印刷作品アーカイブ 

印刷職人のしごとば

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石川直樹写真集 VERNACULAR
B5変型|576頁|並製|アートディレクション:有山達也
2008年12月発売|8,400 円 (本体8,000 円 +税)
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まず目を引くのは、576ページのこの分厚さ!
写真家の石川直樹さん、アートディレクションの有山達也さん、
そしてもちろん、サンエムカラーの印刷技術も光った一冊。

強い個性を持つ大量の写真を、どのようにして紙の上で再現するか。
何度も色校正をし、最良の印刷を目指しました。
様々なジャンルの職人が携わっただけあって、
本当にいい本が完成しました。
紙に刷り込まれた『VERNACULAR(ヴァナキュラー)』の持つ世界観を
手にとって感じてほしいと思います。

※『VERNACULAR(ヴァナキュラー)』とは、風土、地域性、土着性、
あるいは土地固有の建築様式などを示す名詞および形容詞。-赤々舎HPより

◆石川直樹HP
◆赤々舎HP-石川直樹写真集  VERNACULAR-
◆AMAZONにて購入する