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東京モノレール車内・構内企業紹介ポスター掲示

2017.5.20  お知らせ 

この度、株式会社モノレール・エージェンシー様のご協力により、
当社の最新印刷技術を紹介したB3ポスター及び電飾看板を、
東京モノレールの車内と羽田空港第2ビルの駅構内に
掲示していただくこととなりました!

車内ポスター掲示の様子 (〈燦・エクセル・アート〉の紹介)
※2017年5月23日まで掲示。

羽田空港第2ビル北口改札口ポスター掲示の様子 (複製技術・企業紹介)
※2018年3月31日まで掲示。

電飾看板では『嚴島圖屏風』(幽玄斎蔵)をメインビジュアルに使用し、
当社の複製技術力や京都を発信地とした文化貢献を紹介、
さらにB3ポスターでは1000線とも呼ばれる
超高精細オフセット印刷技術〈燦・エクセル・アート〉
をそれぞれ紹介しています。

〈燦・エクセル・アート〉は主に美術書籍印刷用に開発され、
1インチに1000線相当という線数の限界値を実現した
現在当社にしか印刷出来ない独自の技術です。

既に数名の作家さんにご利用いただき、
高精細・高発色の画像再現で大変高い評価をいただいています。

また、複製画に特化した
当社の超高精細インクジェット印刷技術〈エクセル・ピコ・アート〉は、
様々な支持体に印刷出来るほか、濃度が高い印刷インクジェット方式で、
表面に凹凸のある絵画や風合いを重視する屏風などの再現に使用されています。

この二つの印刷技術は2016年に商標登録され、
オフセット、インクジェット共に
従来までに表現できた色相の限界値を大きく塗り替えました。

さらに製版技術では、
京都大学工学研究科機械理工学先端イメージング 工学博士の井出亜里氏と
松井会長の数年間の共同開発を経て、
年内新たに最新型の組み立て式のスキャナー〈Sabiaアートスキャナー〉を導入予定です。

作品の大きさに応じて適した形に組み立てて使用するスキャナーで、
角度を設定できるライティング機能により、
作品の表面の立体感を視覚的に最も効果的な状態で撮影することが可能です。

高レベルの画像再現を求められる仕事を多く手がける当社にとって、
印刷技術の進歩だけではなくスキャナー自体の革新は
今後のより大きな技術発展へと繋がります。

↓カメラで撮影し、従来のスキャナーで 分解した原画

↓最新導入機〈Sabia アートスキャナー〉で 撮影分解した原画

先月号でお伝えしたオスカー認定制度にもお力添えをいただきながら、
これを機に東京の方々にもより広く当社の最先端印刷技術を知っていただき、
今後とも京都発信で印刷産業の底上げを目指したいと思います。

東京にお住まいの方は是非頭上のポスターや駅構内の掲示板に注目して
東京モノレールをご利用ください!