京都大学工学研究科機械工学先端イメージング学博士の
井出亜里氏と当社の松井会長が数年にわたり共同開発を進めてきた
新型スキャナ〈ギガピクセル・アートスキャナ〉がついに完成し、
先月末、サンエムカラーCDC事業部に設置されました!
本日は、その最新技術で印刷の可能性を大きく広げてくれる
〈ギガピクセル・アートスキャナ〉をの特性ご紹介したいと思います。
———————————————————————————————————————————————
◆ 組み立て式
〈ギガピクセル・アートスキャナー〉は組み立て式スキャナです。
縦方向は最大2mまで、横方向はレールを継ぎ足して
必要な大きさまで引き延ばすことができます。
作品の持ち運びが困難な場合は、
現地で組み立ててスキャンすることができます。
◆ 移動する光源
従来のスキャナと違って、光源がカメラと一緒に移動するため、
スキャン中に光が作品に均一に当たります。
そのため大きな作品でもムラのないデジタル化が可能です。
そして図のように凹凸のある面のより立体的な再現が可能となります。
LED照明の設定により、金や銀の光沢をコントロールしたり、
影の付け方、つまりどの程度の立体感を出すか微調整することができます。
- 左: カメラで撮影し、従来のスキャナで分解した原画。
- 右: 最新導入機〈ギガピクセル・アートスキャナ〉で撮影分解した原画。紙面の凹凸がムラなく均一に写し出されています。
◆ 高解像度
CCDラインセンサーを搭載した〈ギガピクセル・アートスキャナ〉は、
大きな作品も直接スキャンして高解像度なデータが作れるため、
ポスターなど画像を大きく引き伸ばして使用する印刷物にも最適です。
———————————————————————————————————————————————
〈ギガピクセル・アートスキャナ〉の最新技術を最大限に活かし、
最高品質の印刷物につなげられるよう、引き続きCDC事業部内で
試運転を繰り返し、オペレータのスキル向上を図ってまいります!