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ミシマ社「透明人間 再出発」 第46回造本装幀コンクールにてダブル受賞!

2012.7.21  受賞関連ニュース! 

この度、サンエムカラーが印刷を担当させて頂きました、
ミシマ社刊「透明人間 再出発」谷郁雄(詩)青山裕企(写真)が
第46回造本装幀コンクール 「経済産業大臣賞」と
「出版文化産業振興財団賞」をダブル受賞いたしました!

印刷職人のしごとば

装幀は、寄藤文平、鈴木千佳子両氏、
製本設計は印刷設計(株)様が担当された一冊です。
関係者の皆様、おめでとうございます!

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【審査員の講評】ー「経済産業大臣賞」

異なる紙質を組み合わせてページの効果を実現した。
選考委員の一人から「ありえないぐらいすごい。嫉妬した」
という発言があった。折りや丁合いに手間のかかる造本に
なっており、それを実現したことに評価が向けられた。
(柏木 博)

※公式冊子より抜粋
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【審査員の講評】ー「出版文化産業振興財団賞」

世界初の造本技術を駆使した本だ。
出版不況といわれる時代に新技術を開発して読者に提供した
意気込みに大いに共感した。読者にも新たな本の楽しみが
増えることになる。出版・印刷・製本業界に新たな可能性を
投げ掛ける一冊として高く評価したい。(肥田美代子)

※公式冊子より抜粋

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今年1月のブログでもご紹介しておりますが、
今回は世界初の製本技術を使用した一冊です。
写真の上にろうびきした純白ロール紙を挟み込み、
文字の下に写真が透けて見える仕様になっています。
この方法は「ENバインディング」製法と呼ばれています。

多くの努力と情熱で仕上がり、大きな賞を受賞まですることができ
サンエムカラー社員一同もうれしく思っております。

今回は前回を応募数を上回る、
合計315点の中の作品の中から選考されました。
予選審査には計23名の審査員が参加され、
秀逸な作品も多く激戦だったそうです。
先日、東京国際ブックフェア会場にて展示されましたが(会期終了)、
次回は11月17日(土)~平成25年2月下旬に
東京都文京区の印刷博物館にて展示されます。

書店でもぜひ手に取っていただきたいのですが、
展示会にもぜひ足を運んで頂ければと思います。
今後も色々な新しいことに挑戦してまいりますので、
サンエムカラーご愛顧のほど、どうぞよろしくお願い致します!

改めまして、関係者のみなさま
おめでとうございます!!

印刷職人のしごとば-印刷女子
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