横山隆平「WALL crack」シリーズ

横山隆平は、東京を主体にモノクロフィルムによる都市写真を発表してきた写真家。〈WALL crack〉は撮りためたストリートスナップを用いながら、紫外線で瞬時にインクが硬化するUVプリント技術を活用し、街で収集されたコンクリート片などの瓦礫そのものに印刷。さらにエアゾール塗料を組み合わせて制作されました。

横山隆平（よこやま・りゅうへい） 1979年生まれの写真家。「都市とは何か」をテーマとし、モノクロフィルムによるストリートスナップを中心に作品を展開。流動する都市の姿を、視点やアプローチを変えながら制作を行う。主な作品集に『風に転がる紙屑に書かれたような美しい、光と踊るネズミのグラフィティ史』（2018、BUFFALO PRESS）など。近年の作品に〈WALL〉シリーズなど。2019年『第8回大理国際写真祭』（中国・大理）、同年のグループ展『off the record vol.12 aube artistique』（フランス・パリ）など、国内外で作品を発表。 https://www.yokoyamaryuhei.com/