Japan Colorに沿った標準印刷から、サンエムカラー独自の高濃度な色調まで、目的に合った印刷を提供します。特に美術印刷では、高濃度でダイナミックレンジが広く、暗部の表情から鮮やかな色彩まで豊かな表現を追求し、標準的な刷りでは成し得ない印刷の美しさに挑戦しています。
サンエムカラーは芸術表現に貢献したいという思いで、創業から40年間、実績を重ねてきました。展覧会図録やアーティストの作品集はもちろん、アーティストの作品制作や文化財のアーカイブ・複製まで広く手がけています。ぜひご相談ください。
サンエムカラーのオフセット印刷は、迫力のある高濃度な刷りと、幅広い対応力で評価されています。一般的なAMスクリーンから、美術印刷に適したFMスクリーン、超高精細印刷まで目的に合ったスクリーニングを提供。特色・広色域インキなどの特殊なインキも扱い慣れており、薄紙や不織布、クリアファイル用フィルムへの印刷も得意としています。
当社のフラッグシップとも言える「燦(サン)・エクセル・アート(印刷の8K)®」は、サンエムカラーが美術印刷のために開発した独自の超高精細印刷技術です。 4色印刷でありながら、通常のオフセット印刷では得られない圧倒的な精細さと色鮮やかさを実現し、画像本来の魅力を余すところなく再現できます。 特に作品の美しさや再現性が求められる、展覧会図録や写真集などの印刷物で多く採用されています。
一般的なオフセット印刷のスクリーン線数(きめ細かさ)は175lpi。一般的な高精細印刷でも280lpi相当とされるのに比べ、燦・エクセル・アートは1000lpi相当の細かさを実現しました。それもあって、燦・エクセル・アートは「1000線」という愛称で親しまれています。 肉眼では見えないほどの微細なドットで印刷するため、通常の印刷では描ききれないディテールまで精密に再現することができます。
ダムタイプ『第59 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館 公式図録』
ダムタイプ『第59 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展 日本館 公式図録』
一般的なオフセット印刷のスクリーン線数(きめ細かさ)は175lpi。一般的な高精細印刷でも280lpi相当とされるのに比べ、燦・エクセル・アートは1000lpi相当の細かさを実現しました。それもあって、燦・エクセル・アートは「1000線」という愛称で親しまれています。 肉眼では見えないほどの微細なドットで印刷するため、通常の印刷では描ききれないディテールまで精密に再現することができます。
一般的な網点の大きさでは、網点同士が重なる面積が多くなり、色が混ざってしまいます。 燦・エクセル・アートは微細なドットにインキを細かく盛ることで、色の混ざりや網点の潰れが起きにくいのが特徴です。高濃度によるダイナミックレンジの広さと、色の豊かさが相まって、通常の印刷では得られない立体感と精細さを持つ表現が可能です。
一般的な網点の大きさでは、網点同士が重なる面積が多くなり、色が混ざってしまいます。 燦・エクセル・アートは微細なドットにインキを細かく盛ることで、色の混ざりや網点の潰れが起きにくいのが特徴です。高濃度によるダイナミックレンジの広さと、色の豊かさが相まって、通常の印刷では得られない立体感と精細さを持つ表現が可能です。
設備や高度な技術があっても、それを研鑽してきた人の手と確かな目がなければ良い印刷物にはなりません。経験豊富なプリンティングディレクターや印刷オペレーターの職人技によって、作品に合わせて最適な調整をし、こだわりの印刷を提供します。
設備や高度な技術があっても、それを研鑽してきた人の手と確かな目がなければ良い印刷物にはなりません。経験豊富なプリンティングディレクターや印刷オペレーターの職人技によって、作品に合わせて最適な調整をし、こだわりの印刷を提供します。
登録商標について
「燦・エクセル・アート(印刷の8K)®」はサンエムカラーの登録商標です。当社と株式会社SCREENグラフィックアンドプレシジョンソリューションズ、富士フィルムグローバルグラフィックシステムズ株式会社の3社により数年の研究を重ね、画像本来の彩度と精密さを再現するために、日本・世界に先駆け新たに共同開発しました。
吉田志穂『測量|山』写真集
サンエムカラーは写真集の印刷にも力を入れています。カラー写真の鮮やかさを引き出すのはもちろんのこと、モノクロ写真の豊かな階調にもこだわりがあります。 たとえば、その階調を1色のインキで表現しきれない場合に用いるのが、複数の版を重ねたモノクローム表現です。グレー版を加えてダブルトーンやトリプルトーンにすることで、より豊かな階調が表現でき、理想の色調に近づけることができます。 さらに、既存のオフセット印刷を超えた漆黒、こってりとした深みのあるモノクロームを描き出すために開発されたサンエムカラー独自の技術「グラ・セット・エフエム®」も提供しています。
グラ・セット・エフエムは、グラビア印刷の繊細な表現力をオフセット印刷で再現する技術です。金属に細かな凹みをつけた版を使用するグラビア印刷は、微細な濃淡が表現できる上に、厚みを持ったインキの質感を出すことができます。 サンエムカラーでは、なめらかな色の変化を実現できるFMスクリーンを用い、版を何層にも重ねることで、グラビア印刷に匹敵する濃密なインキの厚盛りと繊細な表現を実現しました。
細江英公『二十一世紀版 薔薇刑』写真集
細江英公『二十一世紀版 薔薇刑』写真集
グラ・セット・エフエムは、グラビア印刷の繊細な表現力をオフセット印刷で再現する技術です。金属に細かな凹みをつけた版を使用するグラビア印刷は、微細な濃淡が表現できる上に、厚みを持ったインキの質感を出すことができます。 サンエムカラーでは、なめらかな色の変化を実現できるFMスクリーンを用い、版を何層にも重ねることで、グラビア印刷に匹敵する濃密なインキの厚盛りと繊細な表現を実現しました。
登録商標について
「グラ・セット・エフエム®」はサンエムカラーの登録商標です。グラビア印刷の質感を当社独自の方式によりオフセット印刷で再現しました。
松山智一『TOMOKAZU MATSUYAMA:Boom Bye Bye Pain』アートブック
製版方法のひとつであるFMスクリーニング(FMスクリーン)は、従来の規則的に並んだ網点と異なり、微小なドットが擬似ランダムに配置され、その密度によって画像の濃淡を表現します。 モアレが生じにくく、細かなディテールや豊かな色彩が表現できるため、美術書や写真集の印刷に適している一方、印刷の管理が難しい方法でもあります。サンエムカラーでは技術力と豊富な経験により、FMスクリーンで安定した印刷を実現しています。