制作事例
国宝「聖徳太子絵伝」は、かつて奈良・法隆寺の絵殿を飾っていた大画面の障子絵です。サンエムカラーは、聖徳太子の生涯を描いた絵伝の中で最古かつ最大とされる本作の複製に取り組みました。 素材から本物に近づけるため、絹本(人工)にUVインクジェットプリントを施し、年月を経た絵肌を再現。京都の印刷会社ならではの地縁により、一級表具技能士の資格を持つ匠の協力を得て、手作業で屏風へと仕立て上げました。 ※サンエムカラーによる複製は2023年に制作。10面のパネルを5隻の四曲屏風として仕立てました。
指定名称:綾本著色聖徳太子絵伝 秦致貞(はたのちてい)筆 10面 原本制作年:平安時代・延久元年(1069) 原本サイズ:189.2~190.5×137.2~148.2cm 東京国立博物館 蔵 https://cpcp.nich.go.jp/modules/r_exhibition/index.php?controller=dtl&id=34