環境報告PROFILE

SDGs持続可能な開発目標

SDGs とは、Sustainable Development Goals の略称で、世界が2030 年までに達成すべき17 の環境や開発に関する国際目標として「持続可能な開発目標」と訳され、2015 年のミレニアム開発目標(MDGs:Millennium Development Goals)から引き継がれ、2015 年9 月の国連会議で日本を含む世界193カ国が合意し採択されました。MDGs が途上国の貧困・飢餓の撲滅や教育の確保に主眼を置いていたのに対し、SDGs はすべての国・地域を対象とし、目標の追加として経済危機、気候変動、伝染病、難民や紛争などへの対応に力点を置いています。SDGs は、パートナーシップと実用主義の精神に基づき、地球環境や気候変動に配慮しながら、持続可能な暮らしや社会を営むための、世界各国の政府や自治体、非政府組織、非営利団体だけ でなく、民間企業や個人などにも共通した目標であり、すべての国がそれぞれの優先課題や、全世界的な環境課題に応じて採用できる明確なガイドラインや17の目標と各目標を実現するための169 のターゲットが設けられており、いま正しい選択をすることで将来の世代の暮らしを持続可能な形で改善することを目指しています。

SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

  • 1. 貧困をなくそう
  • 2. 飢餓をゼロに
  • 3. すべての人に健康と福祉を
  • 4. 質の高い教育をみんなに
  • 5. ジェンダー平等を実現しよう
  • 6. 安全な水とトイレを世界中に
  • 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 8. 働きがいも経済成長も
  • 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう
  • 10. 人や国の不平等をなくそう
  • 11. 住み続けられるまちづくりを
  • 12. つくる責任 つかう責任
  • 13. 気候変動に具体的な対策を
  • 14. 海の豊かさを守ろう
  • 15. 陸の豊かさも守ろう
  • 16. 平和と公正をすべての人に
  • 17. パートナーシップで目標を達成しよう
  • 18. SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS

Thinking about

  • ◆安全と安心
  • ◆公正な取引
  • ◆共存共栄
  • ◆地域貢献
  • ◆多様性の尊重
  • ◆地域温暖化防止
  • ◆循環型社会の構築
貧困や飢餓、健康や教育、さらには安全な水など開発途上国に対する開発支援
1. 貧困をなくそう 1. 貧困をなくそう

あらゆる場所で、あらゆる形態の貧困に終止符を打つ

2. 飢餓をゼロに 2. 飢餓をゼロに

飢餓に終止符を打ち、食料の安全確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する

3. すべての人に健康と福祉を 3. すべての人に健康と福祉を

あらゆる年齢のすべての人の健康的な生活を確保し、福祉を推進する

4. 質の高い教育をみんなに 4. 質の高い教育をみんなに

すべての人に包摂的かつ公平で質の高い教育を提供し、生涯学習の機会を推進する

5. ジェンダー平等を実現しよう 5. ジェンダー平等を実現しよう

ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図る

6. 安全な水とトイレを世界中に 6. 安全な水とトイレを世界中に

すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する

エネルギー、働きがいや経済成長など社会的活動
7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに 7. エネルギーをみんなに そしてクリーンに

すべての人々に手頃で信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーへのアクセスを確保する

8. 働きがいも経済成長も 8. 働きがいも経済成長も

すべての人のための持続的、包摂的かつ持続可能な経済成長、生産的な完全雇用およびディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)を推進する。

9. 産業と技術革新の基盤をつくろう 9. 産業と技術革新の基盤をつくろう

強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る

10. 人や国の不平等をなくそう 10. 人や国の不平等をなくそう

国内および国家間の格差を是正する

11. 住み続けられるまちづくりを 11. 住み続けられるまちづくりを

都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする

12. つくる責任 つかう責任 12. つくる責任 つかう責任

持続可能な消費と生産のパターンを確保する

気候変動、海と陸の話まで出てくるので、開発途上国や先進国だけの話ではなく、もっと包括的な課題
13. 気候変動に具体的な対策を 13. 気候変動に具体的な対策を

気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る

14. 海の豊かさを守ろう 14. 海の豊かさを守ろう

海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

15. 陸の豊かさも守ろう 15. 陸の豊かさも守ろう

陸上生態系の保護、回復および持続可能な利用の推進、森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転、ならびに生物多様性損失の阻止を図る

16. 平和と公正をすべての人に 16. 平和と公正をすべての人に

持続可能な開発に向けて平和で包摂的な社会を推進し、すべての人に司法へのアクセスを提供するとともに、あらゆるレベルにおいて効果的で責任ある包摂的な制度を構築する

17. パートナーシップで目標を達成しよう 17. パートナーシップで目標を達成しよう

持続可能な開発に向けて実施手段を強化し、グローバル・パートナーシップを活性化する

18. SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS SUSTAINABLE
DEVELOPMENT GOALS

2030 年に向けて世界が合意した「持続可能な開発目標」です。

CSR関係キーワード

【CSR】(Corporate Social Responsibility)=企業の社会的責任

企業は社会を構成する「企業市民(Corporate Citizen)」であり、社会を構成する一員としての社会的役割と責任がある、という考え方。企業が提供する商品やサービスには違いがあることから、企業の取り組みは、人権尊重、法令遵守、情報開示、環境への配慮、社会貢献活動などに関し、業種により多種多様になる。

【ISO26000】

ISO(国際標準機構)は、工業標準の策定を目的とする国際機関で、さまざまな規格の標準化を行っている。よく知られたものとして、品質管理に関する ISO9000、環境に関する ISO14000 などがある。また、ISO では、「社会的責任(SR=Social Responsibility)」に関する規格化の作業を進めていたが、ISO26000 として 2010(平成 22)年 11 月 1 日に発行した。

【JIS Z 26000】

「社会的責任(SR=SocialResponsibility)」に関する国際規格ISO26000をJIS(日本工業規格)化したもの。ISO26000発行後、国内のさまざまな関係者から、ISO26000を広く普及させることを目的にJIS化を求める声があがり、経済産業省は、ISO26000の内容をそのままにJIS化を進め、2012(平成24)年3月21日に官報に公示した。企業をはじめ、地方公共団体、医療機関、学校、NPOなどのあらゆる組織が“社会の一員”として持続可能な発展(Sustainability)に貢献するための指針(Guidance)となる内容になっている。あらゆる組織が守るべき「7つの原則」(説明責任、透明性、倫理的な行動、ステークホルダーの利害の尊重、法の支配の尊重、国際行道規範の尊重、人権の尊重)と、取り組むべき「7つの中核主題」(組織統治、人権、労働慣行、環境、公正な事業慣行、消費者問題、コミュニティへの参画およびコミュニティの発展)を掲げ、それぞれの中核主題には、社会的責任におけるさまざまな課題が含まれている。

【コンプライアンス】(Compliance)=法令遵守

企業・団体が、関連する法令や諸規則を守ること。さらには、社会的な良識や規範、倫理を守ることが含まれることもある(その場合は“法令等遵守”と呼ばれる)。

【ステークホルダー】(Stakeholder)=利害関係者

消費者、従業員、株主、取引先、地域社会など、企業を取り巻く利害関係者を意味する。広く社会全体や地球環境を含む考え方もある。

【トリプル・ボトムライン】(Triple Bottom Line [TBL])

ボトムラインとは、決算書の最終行、つまり、収益・損失の最終結果を意味する言葉。トリプル・ボトムラインとは、企業活動を「経済」・「環境」・「社会」の3つの視点から捉えて評価するという考え方。この考え方は、英国のサステナビリティー社(環境コンサルティング会社)のジョン・エルキントン氏によって初めて提唱された。

【グローバル・コンパクト】(Global Compact)

グローバル・コンパクト(GC)は、企業が守るべき原則として、国連のアナン事務総長(当時)が1999(平成11)年1月の「世界経済フォーラム」(ダボス会議)で提唱した。当初、「人権」「労働基準」「環境」の3分野の9原則であったが、2004(平成16)年6月に「腐敗防止」に関する原則が追加され、現在は4分野・10原則となっている。GCに自主的に参加する企業は、年1回は、原則支持のためにどのような努力をしたのかを国連に報告する。国連は、他の企業などの参考とするため、各GC参加企業の報告をインターネット上で公表している。

※国連グローバル・コンパクト事業局ウェブサイト(英語) http://www.unglobalcompact.org/
※グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン ウェブサイト(日本語) http://www.ungcjn.org/

グローバル・コンパクト/4分野-10原則
【人 権】

原則1. 企業は国際的に宣言されている人権の保護を支持、尊重すべきである

原則2. 企業は自らが人権侵害に加担しないように確保すべきである

【労 働】

原則3. 企業は結社の自由と団体交渉の実効的な承認を支持すべきである

原則4. 企業はあらゆる形態の強制労働の撤廃を支持すべきである

原則5. 企業は児童労働の実効的な廃止を支持すべきである

原則6. 企業は雇用と職業における差別の撤廃を支持すべきである

【環 境】

原則7. 企業は環境上の課題に対する予防原則的アプローチを支持すべきである

原則8. 企業は環境に関するより大きな責任を率先して引き受けるべきである

原則9. 企業は環境に優しい技術の開発と普及を奨励すべきである

【腐敗防止】

原則10. 企業は強要と贈収賄を含むあらゆる形態の腐敗の防止に取り組むべきである

重要項目

FSC®(CoC)認証森林資源保護への取り組み

医薬品類の常備
医薬品類の常備

FSC®マークは、製品に使用されている木材が、適切に管理されていると第三者機関により認証された森林から生産されたものであることを示しています。
サンエムカラーでは、SDGsの取り組みのひとつとして、FSC認証取得しています(SDGsの13、15)。

医薬品類の常備

森林認証紙を使うメリット

環境への関心が高い企業として、積極的なアピールに繋がります。

適切に管理されている材料を使うことで、森林の保全を支援し、企業イメージの向上につながります。

森林認証マークの使用料はかからず、価格は一般紙と基本的には変わりません。

Work働き方改革

健康経営
1. 健康診断

労働安全衛生法に則り、従業員は毎年全員、法的認可を所有する医療機関による健康診断を受診しています。

印刷現場で有機溶剤を扱う一部の従業員には、有機溶剤健康診断を実施しています。

健康診断の結果、観察が必要な従業員には、個人情報保護に則り対象者を公表せずに、医療機関から派遣されるアドバイザーとの個人面談と指導の機会を設けています。

2. インキミスト防止装置

機械の高速回転によって印刷機内から空中に飛散するインキミスト(インキの微粒子)から周辺作業者の呼吸器を守るため、一部の印刷機にインキミスト防止装置を装着しています。

インキミスト防止装置
▲インキミスト防止装置
3. 受動喫煙の防止

健康増進法の改定に従い、「職場における受動喫煙防止のためのガイドライン」に沿った措置を講じています。工場や事務所の屋内は完全禁煙とし、屋外に特定の喫煙場所を設置しています。

受動喫煙の防止
▲喫煙場所
4. 作業環境測定

労働安全衛生法に則り、印刷工場では毎年法的認可を所有する測定機関による作業環境測定を実施。作業場内の有害物質含有の実態を把握し、異常値に対しては改善を施して作業者の健康被害を未然に防止しています。

印刷工場内には大型の加湿器や多数の換気扇・排気扇を稼働させ、品質の安定に効果を発揮するとともに、作業者を有害物質から防護します。

工場内加湿器
▲工場内加湿器
工場内換気
▲工場内換気
工場内噴霧
▲工場内噴霧
5. コロナ感染症対策

2020年4月より、コロナ感染症対策のため、公共交通機関での通勤社員には時差出勤を、濃厚接触の疑いのある者は自宅待機、あるいはテレワーク勤務を、それぞれ実施しました。

6. ストレスチェック

法令に従って、全社員を対象に毎年1回ストレスチェックを実施し、産業医に分析を依頼し、社員がメンタルヘルス不調に陥ることを未然に防止しています。

福利厚生
1. 昼食支援

昼食配給業者と契約し、希望する社員には毎日の昼食を有料で配給し、その昼食代の一部を会社から補助しています。

2. ウォーターサーバーの設置

本社各フロア及び工場内に、温水・冷水が飲めるウォーターサーバーを設置し、社員に無料で提供しています。

社員食堂
▲社員食堂
ウォーターサーバー
▲ウォーターサーバー
3. 医薬品類の常備

薬品配給会社と契約し、本社の一部のフロア及び工場内に頭痛薬や胃腸薬、また絆創膏やマスクといった医薬品類・健康用具を常備し、必要な社員に無償で提供しています。

4. 自家用車通勤者への保管場所貸与

遠距離や公共通勤手段の無い社員に対しては自家用車通勤を許可し、会社が契約している駐車場を無料で貸与しています。

医薬品類の常備
▲医薬品類の常備
社員専用駐車場
▲社員専用駐車場
5. 奨学金返済支援制度

就学時代に奨学金の支給を受けていて、入社後その返済が継続している若年層の社員に対し、毎月定額の「奨学金返済手当」を支給しています。

マスクの配布
▲マスクの配布
電子レンジ・冷蔵庫の設置
▲電子レンジ・冷蔵庫の設置
6. その他

2020年春の新型コロナウイルス禍を受けて、社員全員に1人5枚のマスクを支給しました。

印刷現場、デリバリ作業現場といった足元の安全にリスクが伴う作業環境で従事する社員に対し、安全靴を支給しました。

定位置に消化器を設置
▲定位置に消化器を設置
非常階段への出口
▲非常階段への出口
法的遵守
1. 36協定

労働基準法に定める「時間外・休日労働に関する協定届」=36協定 を労働基準監督署に提出し、毎月残業時間の推移を観察し、違反者に対して指導を加えています。

2. 有給休暇取得

労働基準法に則り、毎月有給休暇取得状況を観察し、年次有給休暇に対する5日以上取得目標に対して、未消化者には指導を行っています。

3. 消防設備点検

毎年、資格保有者による法定の消防設備点検を受け、地区消防署に提出しています。消防署からの改善指導があれば直ちに改善の手を打ち、社員が火災から身を守る安全を図っています。

管轄消防署の指導を受け、印刷工場では消防・避難訓練を実施し、不測の火災に備えています。

消防設備点検
▲消防訓練の一幕

Energy saving promotion省エネルギー推進

照明のLED化

本社各フロア及び工場内の照明のLED化を推進し、省エネルギーに取り組んでいます。また、トイレや廊下等、昼間の窓からの光量で十分使用できるところは敢えて照明を点灯せず、自然光で使用しています。

工場内空調システムの更新

印刷工場では、大量の電力を消費する空調システムに関し、電力消費量の少ない最新機器に更新することを推進しています。

LED 照明
LED 照明
▲LED 照明
省エネ支援機器の導入

工場内の電力消費量を監視する装置を導入することにより、省エネルギーの意識を共有することに取り組んでいます。

燃料消費の削減

2020年春のコロナウイルス禍における外出の自粛要請をきっかけに、テレワークでのやり取りをできるだけ実施して、営業車の走行を減らし、ガソリン燃料の消費削減に努めています。

省エネルギー支援ツール
▲省エネルギー支援ツール

Environmental conservation efforts環境保全への取り組み

LED-UV 印刷の採用

照射する光源にLED照明を使用したLED-UV印刷方式を採用し、主力印刷機5台のうち4台に、この印刷機を導入しています。LED-UV印刷とは印刷面に紫外線を照射することで強制的に硬化するUVインキを使用する印刷方式で、従来の、酸化重合(いわゆる自然乾燥)でインキを乾燥させる油性インキ方式と違って、次のような点で生産力・環境面で優れています。

LED UV 印刷機
▲LED UV 印刷機
  1. UVインキが瞬間的に乾燥するため他紙への汚れがなく、すぐに次工程に取り掛かることが可能になる。
  2. 従来の油性インキ方式では乾燥に時間がかかった合成紙や蒸着紙・ペット系への印刷が容易になる。
  3. 用紙密着防止のスプレーパウダーは不要になり、パウダーが印刷機器や作業着を汚すことがない。
  4. UVインキは有機揮発物系の溶剤を含有しないので、作業者の健康に優しい。
電源装置
▲電源装置
廃棄物の分別・リサイクル

産業廃棄物や大量に排出される印刷古紙を黙々と回収してくれる産廃業者の排出元に対する評価は、我々の姿勢やコンプライアンスを映す鑑です。条例通りに分別し、やがて再利用される「資源」となることを意識して取り組まなければなりません。我々ができる最低限の環境活動です。

ヤレ紙分別・リサイクル
▲ヤレ紙分別・リサイクル
1. 古紙

印刷古紙は、認可を有する古紙回収業者に依頼し、再生紙原料として回収、再利用してもらっています。

2. アルミ版

使用済の刷版はアルミ資源として専門の回収業者に引き取りを依頼し、リサイクル処理をして金属資源として指定工場で溶解処理されます。

アルミ刷版・リサイクル
▲アルミ刷版・リサイクル
3. 廃油・廃アルカリ・廃プラスチック・その他産業廃棄物

認可済の産廃業者に回収を依頼し、廃棄経路や方法に関して、回収毎にマニフェストを発行して管理しています。また、CTPの刷版自動現像機は、廃液と水に分離して処理しています。

4. 事業所内ごみの分別

分別マニュアルを作成し、各フロアの壁面に掲示のうえ、分別された廃棄物ごとの専用ゴミ箱を設置して、手順を遵守しながら廃棄を行っています。

廃液削減装置
▲廃液削減装置
5. 全館清掃活動

毎朝朝礼後、全社で清掃作業を実施しています。フロアが広い部門では、毎週割当て場所をローテーションし、各社員が平等に受持ち場所を当番制で清掃しています。また、専門的な作業は、週に3回、シルバー人材センターと契約して、作業員を派遣してもらっています。

ゴミの分別
▲ゴミの分別
社員による歩道の清掃
▲社員による歩道の清掃
インプット
2019 2020 2021 2022
電気 kWh 2,062,327 1,690,060 1,668,597 1,730,397
水道 1,906 1,723 1,593 1,595
ガス 24 32 25 25
ガソリン L(リットル) 29,405.72 23,863.27 25,145.93 26,471.55
軽油 L(リットル) 1,197.57 1,192.98 204.36 0.00
インキ 28,962 23,547 21,190 22,179
用紙 25,681,000 18,129,575 18,456,941 21,857,763

エネルギー使用量(電気・ガス・燃料等)の経年推移表

アウトプット
2019 2020 2021 2022
購入電力 kg-CO² 911,548.5 747,006.5 737,519.9 764,835.5
水道 kg-CO² 1,315.1 1,188.9 1,099.2 1,100.6
ガス kg-CO² 55.0 73.3 57.3 56.1
ガソリン kg-CO² 68,221.3 55,362.8 58,338.6 61,414.0
軽油 kg-CO² 3,089.7 3,077.9 527.2 0.0
古紙リサイクル kg-CO²e 1,695,534 1,465,620 1,156,290 1,236,735
PS版
アルミサイクル
kg-CO²e 797,351 730,058 702,255 725,252
廃油(インキ類) L(リットル) 800 800 20 200
廃油 8,470 3,130 3,390 6,440
廃アルカリ 4,804 4,732 4,658 1,788
廃酸 2,324 2,396 2,484 3,948
産業廃棄物 22,940 22,760 26,690 26,070

CO² 排出量(電気・ガス・燃料等)の経年推移表

算出基準
1、購入電力 全部門の総消費量(kWh)× 排出係数(0.442kg - CO² / kWh) = kg - CO²
「温対法」算定・報告・公表制度 平成29年度分報告書用 電気事業者別のCO²排出係数
2、水(上下水道) 全部門の総消費量(㎥) × 排出係数(0.69kg - CO² / ㎥)=kg - CO²
京都府「地球温暖化対策報告制度」報告書用 係数一覧表
3、都市ガス 全部門の総消費量(㎥)× 排出係数(2.29kg - CO² / ㎥)=kg - CO²
「温対法」算定・報告・公表制度 燃料の使用に関する排出係数
参考1(算定省令第2条第3項、第4条第1項、別表第1及び別表第5)
4、ガソリン 全部門車両の総消費量(L)× 排出係数(2.320kg - CO² / L)=kg - CO²
「温対法」算定・報告・公表制度 燃料の使用に関する排出係数
参考1(算定省令第2条第3項、第4条第1項、別表第1及び別表第5)
5、軽油 全部門車両の総消費量(L)× 排出係数(2.580kg - CO² / L)=kg - CO²
「温対法」算定・報告・公表制度 燃料の使用に関する排出係数
参考1(算定省令第2条第3項、第4条第1項、別表第1及び別表第5)
6、インキ 社内印刷に使用したインキ使用量 廃インキ(残肉:不要となったインキ)の排出
7、用紙 LCA日本フォーラム参照。
総排出量(kg) × 排出係数(3.413Kg - CO²e/ kg)=kg - CO²e
自社購買用紙使用量、紙リサイクル
一般廃棄物(色合わせに使用したリサイクル不可能な用紙・
リサイクル不可能なビク抜きの屑・オフィスからの紙ゴミ)の排出
8、PS版 FUJIFILM SUPERIA XP-F
総排出料(KG) × 排出係数(8.2kg - CO²e/ kg)=kg - CO²e

(温対法)地球温暖化対策の推進に関する法律

CO²排出量を算出する「排出係数」は、温対法か京都府のガイドラインが定る値を用いています。この「排出係数」は固定の値ではなく、 年度ごとに変動することがあります。上記の表のCO²排出量はそれぞれ各年度の「排出係数」に基づいて算出しております。

CFP 情報シート

1.製品名称 FUJIFILM SUPERIA XP-F

2.製品の主な構成
    支持体 高純度アルミニウム感光層
    機能性樹脂 包装合紙、台紙、段ボール

3.製造業者 富士フィルム(株)

4.CO² 排出量(2015年)

厚み(mm) CO(2kg/㎡)
0.15 6.46
0.20 7.82
0.24 8.90
0.30 10.5
0.40 13.3

※カーボンフットプリントマーク内の表示は0.24mm厚の数値です。厚み違い毎のGHG排出量は一覧表を参照してください。

Social contribution activities社会貢献活動

支援活動

女性支援機関・公益財団法人ジョイセフに定期的に使用済切手を送り、それで発生した収益を、機関の活動資金にしてもらっています。

2021年7月、2022年4月、京都精華大学デザイン学部の学生をインターンとして受け入れ、就職活動へのキャリアづくりを支援しました。

廃液削減装置
▲使用済切手の回収
文化活動への貢献

2016年12月、京都市北区の京都府立京都学・歴彩館のオープン記念に、サンエムカラー所蔵の「源氏物語屏風(全54帖)」を、展示のため貸与しました。

2017年8月、大津市の石山寺が所蔵する「紫式部聖像」の複製画を製作し、「石山寺 秋月祭」期間中、本堂内陣にて特別公開されました。

2018年2月、東京国立博物館で開催された「仁和寺と御室派のみほとけ展」で、仁和寺観音堂の壁画の復元製作を担当し、同展覧会のメイン会場で展示されました。

2018年3月、京都市左京区の泉屋博古館所蔵の「二条城行幸図屏風」を複製し、同博物館に収められました。

2018年9月、関連会社である株式会社燦京堂が中心となって企画協力をした「サラ・ベルナールの世界展」が群馬県立近代美術館で開催され、以降1年半にわたって全国を巡回する展覧会が開始されました。

2019年6月、上京区興聖寺の重要文化財「兜率天曼荼羅図」が、京都国立博物館から厳重な警備のもと当社に運び込まれ撮影、緻密な画像処理を経て複製品を作成し、同山の法要に使用されました。

2019年11月、左京区南禅寺近くの松下真々庵所蔵の東山魁夷「山峡朝霧屏風」を撮影し、その複製品を作製してパナソニック社の東京迎賓館に収められました。

2021年1月、伏見区・城南宮に、同社所蔵の「白河上皇雪見の行幸」図の複製画を制作・奉納し、看板として参道に設置されました。

2021年10月、展覧会「令和絵巻に見る仁和寺と戊辰戦争特別展」で、「鳥羽伏見の戦い」の絵巻のデジタルカラーの復元と、広報関連ツールの印刷で協力しました。

2022年11月、東京有楽町の朝日ギャラリーで開催で開催された、「市川團十郎と歌川派の絵師たち展」で、展示会の運営や広報ツールの印刷に協力しました。

2023年8月、宇治市で、サンエムカラーが所蔵する「源氏物語絵図屏風五十四帖」のうち、宇治にまつわる十帖の屏風を貸し出しし、紫式部ゆかりのまち宇治魅力発信プロジェクト「宇治十帖屏風展」が開催されました。

廃液削減装置
▲歴彩館での展示
「サラ・ベルナールの世界展」
▲「サラ・ベルナールの世界展」
「白河上皇 雪見の行幸」図の複製画看板
▲「白河上皇 雪見の行幸」図の複製画看板
▲「市川團十郎と歌川派の絵師たち展」展示会場入り口
▲「市川團十郎と歌川派の絵師たち展」
展示会場入り口
▲「宇治十帖屏風展」 展示会場の様子
▲「宇治十帖屏風展」 展示会場の様子
社会認知実績

2017 年3月、京都市オスカー企業に認定されました。

オスカー認定式での松井会長
▲オスカー認定式での松井会長      
オスカー認定書・認定盾
▲オスカー認定書・認定盾

2017年6月、NHKワールドテレビ「NEWS ROOM TOKYO」の放映の中で、古美術品の精細分析のためスキャナ撮影と画像処理を担当した活動が紹介されました。

2019年3月、京都経済センター7階で開催された京都知恵ビジネス展に出展しました。

2019年6月、東京大学山上会館で開催された中国済南省・済南市創業コンテストで、超高精細印刷「印刷の8K」技術が最優秀賞を受賞し、7月に済南市で開催された世界コンテストでは2等賞を獲得しました。

京都知恵ビジネス展での門川市長(サンエムカラーのブースにて)
▲京都知恵ビジネス展での門川市長
(サンエムカラーのブースにて)
済南市での授賞式と認定証
▲済南市での授賞式と認定証
オスカー認定書・認定盾
和綴じ製本された済南市創業コンテストのプレゼン資料
▲和綴じ製本された
済南市創業コンテストのプレゼン資料

2020年3月、当社で製作した写真集「GIFT」により、写真家・片山真理氏が第45回木村伊兵衛写真賞を受賞しました。

2020年10月、当社関連会社の(株)燦京堂が、2020年第60回近畿野外広告美術デザインコンクール「公共サイン美術展」で、出展した2作品が「京都府知事賞」と「和歌山県知事賞」のW受賞を達成しました。

2020年11月、超高精細印刷「燦・エクセル・アート(印刷の8K)®」の技術で、令和2年度京都中小企業優秀技術賞を受賞しました。

2021年4月、BSテレ東の取材を受け、同局のドキュメンタリー番組 《グロースの翼~350万社の奮闘記~「感動を刷る」》 で放映されました。

2022年3月、当社で製作した写真集「測量|山」により、写真家・吉田志穂氏が第46回木村伊兵衛写真賞を受賞しました。

2022年10月、東京都現代美術館で開催された東京アートブックフェア2022に出展しました。

公共サイン美術展
▲公共サイン美術展でW受賞を達成
技術大賞
▲令和2年度京都中小企業優秀技術賞
感動を刷る
▲グロースの翼~350万社の奮闘記~「感動を刷る」にて放映
吉田志穂写真集
▲吉田志穂氏 「測量|山」 第46回木村伊兵衛写真賞を受賞
東京アートブックフェア
▲東京アートブックフェア2022に出展
様々な印刷関連コンクールでの受賞認定証・盾など
様々な印刷関連コンクールでの受賞認定証・盾など
様々な印刷関連コンクールでの受賞認定証・盾など
▲様々な印刷関連
コンクールでの受賞認定証・盾など
ユニバーサルデザインへの取り組み

ユニバーサルデザインとは、年齢、性別、障害の有無や能力の差、また国や文化、言語の差を問わず、誰でもわかりやすく、使いやすい物を作るためのデザインのことです。たとえば、

  • 視覚障害者のための点字
  • 言語が違っても表示がわかるピクトグラム(絵文字)
  • 左右どちらの手でも使えるハサミ
  • 車いす利用者や足の不自由な人のためのバリアフリー設計
  • 身長が低くても使える自動販売機

など、あったら便利だなと思うものから、健康な私たちでは気付きにくい、身体的マイノリティの利便性が追求された「すべての人のためのデザイン」を総称して、ユニバーサルデザインと呼びます。このユニバーサルデザインは存在する商品すべてが対象になり得るため、印刷業界でも積極的に対応が進められており、特に印刷物に要求されることは目で見ることが万人に共通した仕様であることです。そして当社もこのデザイン手法を取り入れ、見やすく、使いやすく、分かりやすい「人にやさしい印刷物」の制作に取り組んでいます。

●見やすい書体

ユニバーサルデザイン用の見やすい書体として評価の高い「UDF (ユニバーサルデザインフォント)」系の書体を取り入れています。

ユニバーサルフォント一例(モリサワUD)
▲ユニバーサルフォント一例
(モリサワUD)

●色弱模擬フィルタ「バリアントール」

色弱者が感じる色の見分けにくさを、一般色覚者が体験できるようにした眼鏡タイプのフィルタです。見分けにくい配色は、思わぬところで見つかります。商品の開発、デザインの検討や、地図や看板、ポスターなど印刷物の配色チェックに、当社制作デザイナーが活用しています。

色弱模擬フィルタ「バリアントール」
▲色弱模擬フィルタ「バリアントール」