制作事例
およそ1年をかけた、音楽家と写真家の実験的リサーチの集大成 2025年夏、滋賀県高島市に開業予定の「TaLaVoyage」。 宿泊棟・カフェ・サウナを有するこの複合施設から、サウンド&ヴィジュアルブック『Hear and There』をリリースしました。 「TaLaVoyage」構想期間中、代表の本間太郎がクリエイティブディレクター・松倉早星(Nue inc)と共に、この場所の魅力をどうアウトプットするか議論。ただ観光地のPR映像を撮るのではなく、滋賀のまだ言語化されていない魅力をダイレクトに伝えられないかと考え、二人のクリエイターをアサインしました。
一人は、国内外の大型フェスに多数の出演を果たしたインストゥルメンタルバンド「NABOWA」のメンバーであり、映像作品やCM等の楽曲制作も行う、滋賀在住の音楽家・山本啓。もう一人は、寺院や美術品、建築、風景などの撮影を手がけ、ユニークな視点で新たな寺院撮影の潮流を作ったことで評価が高い、京都在住の写真家・中島光行です。
およそ1年をかけながら、滋賀のあらゆる場所を二人のクリエイターが共にリサーチ。霊仙山、河内風穴、西の湖、渋川、余呉湖、岩尾池、信楽、そして琵琶湖と、聴覚と視覚のフィールド・レコーディングを無数に実施。ガイドブック無しに滋賀の土地を歩き回りながら、滋賀の自然の本質的な魅力を次々と採集しました。
この実験的リサーチ手法をもとに生まれた音楽と写真の作品集が、サウンド&ヴィジュアルブック『Hear and There』です。
発行年:2025 発行:TaLaVoyage https://tala.theshop.jp/