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齋藤陽道「感動」

2011.10.17  印刷作品アーカイブ 

先日、サンエムカラーに印刷立会いにきていただいた
齋藤陽道さんのファースト写真集「感動」が刊行されました。
印刷を担当させていただきましたので、早速ご紹介します!

印刷職人のしごとば

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齋藤陽道「感動」
判型・仕様:Y285xT220 5/5(4色+ニス)P140
並製本 印刷|FMスクリーン
アートディレクション|寄藤文平
デザイン|鈴木千佳子 PD|谷口倍夫(サンエムカラー)
発行|赤々舎
2011年11月1日発行

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作品はたくさんの風景、動物、車いすの人や傷のある人が映し出されており、
齋藤さんの世界がぎっしり詰まっている一冊です。
一冊を通して拝読すると、暖かいような、悲しいような気持ちなんかが
伝わってくる気がしました。
タイトル通り、「感動」です。
みなさんはどう思われるしょうか?

印刷職人のしごとば

表紙は、カラー箔押し仕様。
シンプルな白い表紙はグロススミ箔+グロスPP貼り、
アートディレクションは寄藤文平さんが担当されています。
さすが、とてもかっこいい一冊に。
ファースト写真集ということもあってか、
シンプルな白に文字のみ、
というデザインがぴったりのように思いました。

印刷職人のしごとば

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印刷はFMスクリーンで焼き付けた版を使用し、
細かい表現を可能にしています。
とても素敵な一冊ですので、
ぜひ多くの方の手元に届くとうれしいです。
詳細は赤々舎サイトにてご確認下さい!

◆サンエムカラ-では、装丁や印刷見積もりの相談も受付中!
こちらからどうぞ。

王子製紙カレンダー2012

2011.10.15  印刷作品アーカイブ 

先日立ち会いにきてくださった「王子製紙(株)カレンダー」「王子特殊製紙(株)カレンダー」の
2012年度版が完成致しました。
サンエムカラーはこのカレンダーの印刷を担当させて頂きました。

昨年度版も印刷を担当させていただき、
「第62回全国カレンダー展経済産業大臣賞」を受賞しました。(詳細はコチラ
本年度もとっても素敵な仕上がりになっています。

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前田真三氏の写真をベースに、今回も8種の紙を使用し、
2種類(一般紙用/特殊紙用)の印刷をしています。
アートディレクションはmach and companyの町口さんです。

表紙は、「王子製紙(株)」様用がサテン金藤、
「王子特殊製紙(株)」様用がOKミューズガリバーもみしぼ(ホワイトS)を使用し
印刷されたものですが、特殊紙のもみしぼは水面の写真と紙の質感がぴったり合い、
写真により立体感がでているように感じらます。
さざめたつ水面の写真ともみしぼの紙質の組み合わせで
感じられる効果だと思いますが、
王子製紙さん、王子特殊製紙さんのカレンダーとして
こんなに紙の面白さを伝えられるなんて、すごい!の一言。
上部には、箔押しで「CALENDAR 2012」の文字。

印刷職人のしごとば

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一般紙用は販売計画があるようですが、特殊紙用は関係者用と
なっており、販売計画がありません。
ぜひ機会があればご覧頂きたいと思います。

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保坂昇寿「BURNING CHROME襲撃」印刷立会いに来られました

2011.10.15  立会いにいらっしゃいました! 

10月某日、サンエムカラーに、
写真家の保坂昇寿さん、デザイナーの高見さん
リブロアルテの一花さんが印刷立会いに来られました。

北工場2階で休憩中のところをお邪魔しました。
「とりあえずご歓談中の感じで撮らせてください!」
というわけで、逆光をさけ、どこでどう撮りたいんだか
わからない私が無理矢理とった1枚、ぱちり。
(左から保坂さん、高見さん、一花さん)

印刷職人のしごとば

なんだか不自然!!席まで移動してもらったのに!!

というわけで、高見さんの機転により「I PADを取り囲み仕事をしている(風)」
で、1枚ぱちり。

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これも、非常に不自然!!顔の角度もおかしいです、高見さん!!
なんだか楽しいチームで写真集を作られているようです。
今回の写真集は、濃スミ+スミ+グレーの3版で刷られ、
こってりとモノクロの世界を魅せるという一冊。

1階では、どんどん刷り上がっているようなので、
お先に1階へ。。。

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今回はハイデルベルグCD-102です。
5色機ですが、今回は3色刷りですので手前の3台に版がセットされています。

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すごい早さでどんどん流れて行く紙。
濃度を変更し、仕上りを比べてみてベストを探す作業を
進行中とのこと。

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保坂さん、高見さん、一花さんがやってこられました。
さきほどとは一転、真剣な表情で仕上りをチェック、
最終的なベストの色合いを確認しておられます。

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今回のPDは谷口専務です。奥に見えるのは、機長の鈴木さん。
保坂さんの黒の世界は、紙の上に現れたのでしょうか?
本の仕上りが楽しみです!

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今回リブロアルテから刊行される「BURNING CHROME」の写真展が
開催されます。11/3~27まで、銀座ノスタルヒアにて開催されるとのこと、
ギャラリートークもされるようです。
お近くの方はぜひお立寄下さい!

印刷職人のしごとば

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本が仕上り次第、またブログにてご紹介させていただきます。
みなさん、お楽しみに。。。
保坂さん、高見さん、一花さん、遠方からお疲れさまでした。
どうもありがとうございました!

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藤陽道「感動」印刷立会いに来られました

2011.10.12  立会いにいらっしゃいました! 

10/4、赤々社の姫野さん、写真家の斎藤陽道さん
斎藤さんのデビュー写真集「感動」の印刷立ち合いに来られました。

斎藤さんは国内外で広く活躍する写真家を多数輩出する新人写真家の登竜門、
キヤノン写真新世紀にて2009年に佳作(飯沢耕太郎選)、
2010年には優秀賞(佐内正史選)の受賞を果たした、
今注目を集める期待の新進写真家です。

今回はデビュー写真集ですので、
もちろんサンエムカラーにご来社頂くのもはじめてのこと。
数日にかけての立ち合い、お疲れさまでした!

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大阪サテライトオフィスの木村さん、赤々舎の姫野さん、
写真家斎藤さん、プリンティングディレクターの谷口専務、
中村工場長のフルメンバー。

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斎藤さんが指示を書き込んで行きます。

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斎藤さんの指示が、
プリンティングディレクターを通して印刷に反映されていきます。

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ほがらかな場面もちらほら。
いい出来になったんでしょうか!

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最後に全員でぱちり。
まだまだ作業中だったのですが、どうもありがとうございました。
先ほどのフルメンバーに加え、印刷事業部の松田さん、住本さんが
サポートにはいったチームで、今回の印刷を動かしました。

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立ち合いは翌日も続いたようで、広報Yも現場に直行。
写真家の澁谷征司さんもお見かけしました。こちらでもぱちり。
澁谷さんも、翌日からの印刷立会いでご来社頂いていたようです。
急に撮影させて頂き、失礼致しました!

印刷職人のしごとば

印刷立ち合いは、指示がすぐに反映されていく様子が
スピーディで面白い現場です。
毎回おなじ感じのレポートになってしまうのですが、
行程は同じであれど作品により指示や希望ももろもろ、
表現を具現化するのは難しいことだなあ、と毎回思ったりします。
それだけにおもしろいのですが!

では、また刊行されましたらこちらでお知らせしたいと思います。
関係者のみなさま、お疲れさまでした!

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印刷職人ファイルno.1ー印事の森さん

2011.10.12  雑記エトセトラ 

こんにちは、サンエムカラーブログ担当Yです。
そろそろ秋も深まって参りました。
京都観光に来られる方の数が
目に見えて増えている今日この頃です。

さて、サンエムカラーは色々な部署があり
100人以上の社員が働いているので、
社内や印刷事業部で名前を知らない人に出くわすこともしばしば。
自分の知らない仕事を担当している方もたくさんいて、
ブログ用の取材を始めてから「ほう!」と知ったことも多いのです。
サンエムカラーは営業・制作・製版から印刷まであり、
それぞれにスペシャリストがいますので、
数多くの「印刷職人」が存在するというわけなのです。

「社員みんなの顔と名前を知りたい!」ということで、
社内の「印刷職人」を出会った順にご紹介したいと思います。
本来であれば、創業者の松井勝美相談役、社長、
名物プリンティングディレクターの谷口専務、と順を追ってご紹介のはずですが、
ここはカメラを持っていたときにであった順ということで、
「印刷職人ファイルno.1」は印刷事業部の森さんです。

【印刷職人ファイルno.1 印事の森さん】

印刷職人のしごとば

印刷前の紙の山の前でぱちり。
森さんのお仕事は、
校正紙や印刷用紙の前準備です。
印刷条件に合わせて用紙を断裁したり、
校正紙の刷上がりを断裁、製本したりと
いわばサンエムカラーの縁の下の力持ち。
いつも急なお願いを聞いてくださいます。
満面の笑みがチャームポイント。
歩き方もかわいい、そんな森さんです。

こんな調子で、カメラを持っているときにであった
サンエムカラーの「印刷職人」を時たまご紹介する予定です。
全員を掲載するまで続ける予定(あくまで予定)ですの、
次回を楽しみにしていてくださいね。

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