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宇智川磨崖碑 保存活用事業 に参加しました

2018.5.16  お知らせ 

昨年9月から今年3月にかけて行われた、
横浜美術大学地域連携センター様を中心とした
奈良県・五條市の「国史跡 宇智川磨崖碑保存・活用事業」プロジェクトに、
サンエムカラーがスタッフとして参加させて頂きました。

五條市を流れる宇智川のほとりに、
観音像と経文が刻まれた岩壁があります。
岩には「宝亀(奈良時代後期の元号)」と記載があり、
制作年代が確実であることから、宗教的また学術的に
非常に貴重な資料であるとして、1921年に国の史跡に
指定されました。

当プロジェクトは、経年劣化と自然災害による
破損が懸念されるこの磨崖碑を、3次元スキャニングと
原寸大レプリカの作成によって後世に残すとともに、
レプリカの展示により簡単に史跡の観察ができることを
目指して企画されました。

 

サンエムカラーが担当したのは、磨崖碑の周囲にある
岩の撮影です。

▲サンエムスタッフによる撮影の様子。

撮影したデータから、博物館にレプリカを展示する際に使う
磨崖碑の周辺の再現パネルを作成しました。
立体の磨崖碑レプリカに平面のパネルの画像が
違和感なく合うように画像修正をし、出力しています。


▲立体の部分は横浜美術大学で制作されました。

レプリカは、市立五條文化博物館に展示されています。

弊社としては、普段と少し違うお仕事に参加させていただいた
成果ですので、多くの方にご覧いただきたいと思います。
プロジェクト自体ももちろんとても興味深いものです。
是非、博物館へ足をお運びください。

 

◯市立五條文化博物館

〒637-0091 奈良県五條市北山町930番地の2

http://www.city.gojo.lg.jp/www/contents/1146132151542/